日本人が有給休暇が取れない日々は続く
有給休暇が取得できない状況は継続していますね。
次の記事を読むとよくわかります。
世界一休まない日本人、有休取得率が3年連続で最下位に
日本人の有給休暇取得率を世界19カ国で比較したところ、
3年連続最下位になったことが、
旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」の調査でわかった。
12月10日に公表された調査結果によると、
日本の有休消化率は50%、取得日数は10日で、率と日数ともに最下位だった。
トップのブラジル、フランス、スペイン、ドイツはいずれも100%(30日)。
その他の国もいずれも取得率は7割以上で、日本の低さが際立つ結果だ。
(引用元: https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/uq-japan)
実際に10日間も有給休暇を取得しているのか?
恐らく一昔前の人に言わせたら
「10日間も有給休暇を取っていて何が文句があるのか?」
と言ったところでしょうね。
しかしながら、「10日間取得!」と胸を張られても困るのが
以下のポイントでしょう。
・無給の休日出勤がカウントされていない
・出張時の移動日がカウントされない
・海外出張など日本の休みが休みでなくなる
私が最初に入った会社でも労働組合との協定で
「10日間の有給取得はマスト」でした。
しかし、無給の休日出勤が横行していたこともあり、
実質的に有給休暇日数はマイナスということも多々ありました。
また、私自身出張が多い時には、
日曜日中に移動して月曜日朝一番から出社なんてケースもあり、
その場合は実質的に日曜日が潰れます。
海外出張の典型的なパターンは日曜日出発、月~金曜日労働、
現地を土曜日出発、日本到着日曜日ですからね。
これで3日間程実質的な休日出勤になります。
もちろん、出張中に日本の祭日があってもノーカウントです。
サービス残業や無給休日出勤、週末での自宅労働(無給)を考えれば、
実質的には10日間も有給休暇を取得しているとは思えませんね。
「有休取得の義務化」で変わるか?
記事にもありますように有給取得の義務化がスタートします。
"2019年4月からは、日本で「有休取得の義務化」がスタートする。
全ての企業で年10日以上の有休が付与される従業員に、
年5日以上の取得が義務づけられるのだ。"
しかしながら、そもそも法律を作るのならば、
5日以上取得なんてケチな事は言わないで「完全消化義務付け」だろうし、
有給休暇は取得してもそれ以上無給の休日出勤!なんてケースは
命じた上司や社長がブタ箱行きでないと実効性はないでしょうね。
この法律によって救済される人はあまりいないんじゃないかと思います。
そもそも大部分の人は5日間くらい有給休暇は取得しているでしょうからね。
問題は有給休暇分以上に働いていることなのであって、
やはり、残業や休日出勤の規制が先ではないでしょうか?
会社にもお上にも期待できない現状はやはり続くでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿