失敗が許されないセミリタイア
セミリタイアになかなか踏み切れな理由の一つとして、
「1回会社を辞めたら再就職が非常に困難」
という日本社会特有の条件があると思います。
単に再就職するだけならどこかに引っかかるかもしれませんが、
辞める直前の水準の給与を稼ぐのは至難の業です。
しかしながら、昨今は出産・育児の為に一回会社を辞めた女性を
前職と同じ待遇で再雇用するなどという話を時々耳にします。
会社を離れたと言う意味ではセミリタイア者も同じです。
このまま慢性的な人手不足が継続し、
年齢・性別による差別もなく能力をベースにした給与が稼げる時代になれば、
セミリタイア者がフルタイムワーカーに戻る環境も整うのでは?
そうすれば、今より気軽にセミリタイアできる時代が来るかもしれません。
現状は真逆
しかし現状は真逆と言ってもいいでしょうね。
無職の期間が長いと、能力の査定以前に門前払いの可能性が高いです。
そうなるとセミリタイア後に少々働くというというスタイルよりも、
サラリーマンをもうちょっとだけがんばろうという気にもなるもの。
時間給が違いますからね。
私も給料が下がる役職定年までもう少し働こうという誘惑が
全くなかったとは言えません。
上司が代わる、組織が変わるという要因がなかったら、
セミリタイアへ踏み切れていたかは不明です。
こういう再チャレンジができない日本の風土が、
世の中の空気が停滞している一因のような気がしますね。
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