2018年10月26日金曜日

セミリタイア生活をどれだけ労働に依存するのか?

セミリタイア資金を3つに分ける

「セミリタイア後には1秒たりとも労働したくない!」
と言う人はセミリタイアではなく完全リタイアを目指すべきですが、
セミリタイア後の生活支出をどれだけ労働に頼るか?
ということを考えるのは非常に重要かと思います。

この命題に回答するために、
自分はセミリタイア資金を便宜的に以下のように3種類に分けました。

Tier 1: 衣食住、健康保険料など生きていく上で最低限必要な出費

Tier2: 年に1度の旅行費用、書籍代金などなくても死にはしないが、
   セミリタイア生活には不可欠と思われる出費
   (要するに趣味の為の出費)

Tier3: 贅沢支出 (例: 月に1度の焼肉、豪華旅行)

私が最初に「セミリタイアにはいくら必要か?」を考えた時には、
Tier1 ~ Tier3 までをひっくるめて考えました。
従って、セミリタイアを考え始めた頃は
過大なセミリタイア費用を見積もっていたことになります。

私は可能であれば、Tier1 + Tier2の費用を賄うだけの貯金をすべき、
ただし、仕事がきつすぎるなどの場合は Tier1の費用カバーでOK、
Tier3については考慮の必要はない、
というのが今の時点で自分が考えるベストのシナリオです。
その理由を1年のセミリタイア生活を経た経験も踏まえて述べたいと思います。

① サラリーマンの方が時給が高い

一般的にはサラリーマンの給与はパート、アルバイトより高いです。
従って、Tier1はもちろん、Tier2に属する費用は、
できればサラリーマン時代に稼ぎたいところ。

要するに、セミリタイア後の労働の時給は大幅に下がるのだから、
サラリーマン時代に稼げるだけ稼いでしまえ!ということです。

とは言え、Tier3に属するような支出については不要。
そんな贅沢な生活を送ることを考えるより、
早くサラリーマン生活の地獄から抜け出す方が先決です。

② 毎月収入がなければ生活できないのはキツイ

例えば、「セミリタイア後も週3日働く」というケースを考えます。

Aさんは週3日働かないと、家賃・食費が賄えません。

Bさんは週3日働かなくても生活できないことはありませんが、
気分転換にもなるし、趣味に使えるお金も増えるので働いています。

Bさんは仕事が嫌になったらいつでも辞められますが、
Aさんはそうはいきません。
セミリタイア晩年になって仕事がある保証もありません。

Tier1の費用が賄えない貯金額でセミリタイアして、
結局嫌な仕事しかないというリスクは考慮すべきかな?と思います。

③ 趣味関係の出費は見込まなくても良いかもしれない

サラリーマン時代の私の考えでは、
最低でも年に1度くらい旅行に行かなければセミリタイアの意味はない!
と考えていました。

ところが実際にセミリタイア生活を過ごしてみると、
家で一日中いるのも当初想定より遥かに快適です。
本が読めないのはきついかもしれませんが、
図書館の本なら無料だし、YouTubeも無料でみれます。

要するに楽しむだけならお金はあまり必要ないな、
というのは実感としてはあるわけです。

私のケースはこんな感じなのですが、
セミリタイア生活で趣味のウエイトが高い人はそうもいかないでしょうね。
この辺は人によって相当違うのかな?と思います。

まとめに代えて

私がもし今働ければ生きていけないとしたら、結構精神的にきついです。

ただし、旅行など趣味に費やすお金がなくて困るだけならば、
それはちょっとだけ働けば良いのです。

要するに、「仕事をする苦痛」と「旅行から得られる楽しみ」を天秤にかけて、
「仕事するくらない家でのんびりする」と思えば働かなければ良いし、
「割と楽な仕事がうまいこと見つかったので、
ちょっとの期間働いて我慢して旅行に行こう!」
と思えば働ければよいのだと思います。

自分としての結論をまとめれば、
サラリーマン時代にTier1に属する生活は絶対確保したい、
Tier2の趣味のお金は時給の高いサラリーマン時代にある程度確保したいが、
これはサラリーマンとしての労働環境によって異なる、
仕事が超絶的にきつければとっとと辞める、
ちょっとだけ我慢できるなら我慢する、
Tier3の贅沢支出は必要なし!
セミリタイアすればストレスもなくなくなるので、贅沢欲も減少する!
といったところです。

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