暇すぎて会社を辞めたい?
私が30代前半の頃の話です。
私は転職に有利になると思い、会計の資格取得の学校に通っていました。
そこで知り合ったAさんも同じ理由で通っていましたが、
置かれている状況は相当違いました。
当時私が勤めていた会社は外資系で、日本撤退の噂が社内で流布しており、
また、社内での昇進・昇給も絶望的な状況だったので、
転職という方向はマストでした。
一方のAさん。
某政府系優良企業に勤務しており、
資格を取得する必要も転職する必要もなさそうに見えます。
同じことを考えていた別の知人がAさんに転職したい理由を聞くと
「仕事が暇すぎるので、資格を取って転職したい」
という答えが返ってきました。
Aさんの企業は政府系企業ということで、
仕事を必死にとってくるとかノルマとかとは無縁の会社らしく、
それ故、会社内は何ともいえないぬるい空気が蔓延しており、
その空気に耐えられないから辞めたいとのこと。
あまりの贅沢な悩みに少々唖然としたことを思い出します。
客観的に見れば、Aさんは転職すべきでないし、
転職したら相当な確率で後悔するんじゃないかな?
と思いました。
それでもセミリタイアには勝てない
しかしながら、会社が暇だから幸せな生活かと言えば話は別です。
どんな暇な会社でも8時間程度は拘束されますし、
それなりの義務というものは発生致します。
セミリタイアして振り返りますと、
やはり朝から夕方まで8時間も拘束されるのは長いです。
しかも、これに都内でしたら通勤地獄が加わります。
ましてや、
「今日はやる気が起きないので1日中寝ていよう!」
なんてことも不可能なわけです。
なので、暇な会社に勤めている人が、
「やりがいを求めて転職する」はなしですが(リスク高すぎ!)、
「セミリタイア生活を目指す」というのはありかと思います。
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