社会貢献を理由に働き続ける怪しさ
会社を辞めないで働き続ける理由として時々語られることに
「まだまだ社会貢献したい」
などということを言う人がいます。
確かに世の中は皆さんの労働で成り立っている部分がありますので、
労働=社会貢献という図式は間違いではないかと思います。
しかしながら、私の経験上で言えば、
この手の事を言う人には相当な嘘くささを感じるのは事実です。
まず本当に「社会貢献」が第一ならば「無給ボランティア」
という選択肢があるでしょ!というのが第一です。
第二に、社会貢献を口にする人の多くが給与の多寡を結構気にされます。
「給与の多寡 = 社会貢献度の多寡」とでも思っているのかもしれませんが、
どうも社会貢献を気にする方の態度に見えないのが残念でなりません。
社会貢献というワードから見えてくるもの
労働=社会貢献という図式の中に含まれているのが、
労働していない = 社会貢献していない = けしからん!
というのがあるかと思います。
この点について、実際にセミリタイアをしたものから語らせてもらえば、
セミリタイア資金はこれまでの社会貢献の対価としてのサラリーなわけで、
その資金をもとに今後の人生をセミリタイア者として過ごすことに、
何ら文句を言われる筋合いはないということです。
そもそも働くことだけが社会貢献ではないでしょうし、
むしろ私などから見たら、社会貢献の為に、
若手に道を譲った方が良いのでは?
という方も少なからずいましたね。
別に生涯現役で働くことを否定するつもりはありませんが、
その理由に社会貢献を第一にもってくるのはどうもある種の怪しさを感じます。
シンプルに「まだまだ働ける」とか「働きたいから」と言われれば、
素直にそうですか!応援しますよ!ということになるんですけどね。
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