シャープ:管理職向けの早期退職制度を拡大
シャープがリストラを発表しましたが、
その言い方に対して一部で注目が集まっています。
"シャープが管理職向けに導入した早期退職制度を拡大し、9月から55歳以上の一般社員にまで対象を広げることが18日、分かった。管理職向けには退職金に最大6カ月分の給与を加算していたが、一般社員向けは12カ月分とする。同社は液晶パネル事業の苦戦で業績不振に陥っており、早期退職を促すことで構造改革を加速する狙いがあるとみられる。(中略)同社は「自律的なキャリア形成を支援する福利厚生だ」と拡大の理由を説明している。" (引用元) “シャープ、早期退職を拡大 加算額増、一般社員も対象"
シャープに言わせますと、早期退職制度の拡大というのは、
”人員削減が目的ではなく、社員の次のステップを支援するため”
であり、福利厚生なんだそうです。
何と呼ぼうが単なるリストラ
”自律的なキャリア形成を支援”なんてことを言ってしまうと、
どこにでも通用する技術や知識を持っている人こそ、
こんな会社にいないでもっと他で活躍しなさいよ!
と言う風に聞こえてしまいますね。
まあ、何と呼ぼうが単なるリストラ策だとは思いますが、
この言い方だと、普通のリストラ以上に、
優秀な人から辞めていくような感じがします。
また、単なるリストラを福利厚生と呼ぶ会社として、
世間一般に対するシャープのイメージも悪化するんじゃないでしょうか?
福利厚生ならリーズナブルな水準?
今回のシャープのリストラ策の水準ですが、
管理職の最大6か月分の給与というのは、
もともと辞めたい人の最後の一押しくらいにしかならない感じですかね?
ただ、福利厚生の一環としての早期退職として考えると、
なかなか手厚い水準なのかもしれません。
こういう言い方が一般的になると、
リストラ策がショボくなるかもしれない...
というのが最終的な感想ですかね?
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