2023年8月18日金曜日

【役人も会社員も】自分が偉いと勘違いしている人ばっかり...

「ザイム真理教」の読後感想



本書は、「財政健全化」や「消費税増税」が財務省の教義の域に達しており、
もはやカルト宗教になっているということを述べておられます。

日本が経済成長できない理由など、
財務省の罪がいかに根深いかをコンパクトにまとめており、
なかなか興味深い内容でした。

大蔵省の役人はあっという間におかしくなる


ただ、個人的に一番読んでいて面白かったのは、
森永氏が日本専売公社時代について書かれている省ですね。

"私は大蔵省の「奴隷」だった"(p14)で触れられていますが、
当時の専売公社は大蔵省から予算を獲得しなければ、
鉛筆一本買えなかったそうです。
その服従の度合いは銀行を大きく上回っていたとのことで、
相当なものがあることがわかります。

当時は大蔵省接待なども普通に行われていたらしく、
その悲惨な状況が書かれています。

そんな状況なので、威張っている方の大蔵省の役人というのは、
やはりというか、おかしくなってしまうようですね。

"なぜこんな話をしているかと言えば、大蔵省の役人は、そうした環境のなかで、あっという間におかしくなってしまうということをわかってほしかったからだ。自分の周りの人物が、誰しもひれ伏してくる。自分の命令には、皆が絶対服従だ。本当は、大蔵省の役人に頭を下げているのではなく、予算というお金に頭を下げているにすぎないのだが、それには気付かないのだ。(ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト p20)"

パワハラの構図は民間も同じでは?


大蔵省と日本専売公社の力関係から構造的なパワハラが発生していたとのことですが、
これは民間でも同じような構造はあるかと思います。

親会社と子会社との関係だったり、対主力取引先だったり、
社内では、上司と部下の関係も基本的には同じ構図です。

森永氏も、自信の反省の弁として、
予算を大蔵省からとってきてから予算を配分する側に立つと、
自分が「ミニ大蔵省」として振る舞っていたことを述べておられます。

私の所属していた会社にも、
部長クラスになってから急激におかしくなった人がいましたが、
これなんかも基本的な構図は同じかと思います。

セミリタイアして無所属(無職)になって、
服従する相手がいなくなって良かったというのは、
この手の話を聞くといつも思います。

今思うと、
「あの人は何故あんなに威張っていたんだろう?」
なんて人が多くて、不思議になりますね。

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2 件のコメント:

  1. 深層心理では恐怖を感じて、オカシナ人になっているパターンも
    あると思いました。自分は実はこんな責任を負える人間ではないという恐怖や、いかんともしがたい自分ですら認めていない圧倒的劣等感などから、攻撃的えらそー態度をとる者もいます。元々持っている気質が暴発するケースも散見され、最近では、子あり共働きの妻側が家庭内で爆発し、夫側が虐げられているパターンも。

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    1. 攻撃的態度をとる人の中には、根拠のない自信に基づいている人が多い印象でしたが、その裏に圧倒的劣等感なんかがあると厄介ですね。

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