2023年8月21日月曜日

たった50万円で転職を思いとどまるか? ~ 三菱UFJ信託銀行:総合職でも転勤なら50万円支給 ~

総合職でも転勤なら「50万円」支給


三菱UFJ信託銀行が若手の離職防止策として、
転勤者に50万円を支給する新制度を導入したそうです。

"三菱UFJ信託銀行は10月、引っ越しを伴う転勤者に一律で50万円を一時金として支給する新制度を導入する。全国転勤が前提とされてきた総合職の約4500人が対象で、大手行では極めて異例の手当となる。近年は辞令による転居に抵抗感を持つ若手社員が増え、人手不足で採用の「売り手市場」も強まっている。離職を防ぐためにも手当の拡充が必要と判断した。"  (引用元) 総合職でも転勤なら「50万円」支給…三菱UFJ信託銀行、若手の離職防止など狙い"
転勤時には何かとコストがかかりますので、
こういった手当支給そのものは良いことだとは思います。

転勤を思いとどまる金額ではない


しかしながら、50万円というのは大金ではありますが、
転勤で失うキャリアの代償としては話にならない水準ではないかと思います。

記事には、
”東京一極集中の流れが強まる中で、本店のある首都圏でキャリアを重ねたいとの要望が強まっていることも背景にあるとみられる”
ともあるように、「地方勤務 = 左遷」「自分のやりたいことと違う」
というイメージのある人にとって、
その代償を受け入れる金額としては微々たるものすぎますね。

退職を思いとどませるための制度だったら、
正直500万円でも少ない気がします。

こんな制度で退職者は減らない


まあ、正直、こんな制度を導入したところで、
退職者は減らないと思いますね。

総合職というのは、確かに全国転勤を前提としているものの、
総合職志望者の中には、希望が叶わなかったらすぐ辞める人も多いです。

そういった人の多くは、そもそも自分が地方勤務になるなんてのは、
夢にも思っていない人が多いです。

そんな人が50万円貰えたから退職するのをやめるなんて、
本当に会社が思っていたら、かなりアホな話です。

転勤制度とか、抜本的に変えないとダメな時に来ていると思いますが、
今後どうなるでしょうかね?

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4 件のコメント:

  1. ん?引っ越し代かな?と思ってしまいました。
    地方勤務の間に、東京勤務とは別格の貯蓄はできるでしょうし、場合によっては楽勤務もありかもしれません。ライフスタイル全体を考えて、何をとるかの世界に入るのでしょうか。

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    1. 引越代とは別という話です。地方勤務が嫌な人にとっては、代償としての50万円は安すぎですが、別に地方勤務がウエルカムの人にとっては、過分なお小遣いといったところでしょうか?

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    2. にしても額がね~ですわよね。桁が違うようにも思います。

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    3. おっしゃる通りです。基本的に会社が社員をなめているというのが良くわかる事例です。

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