2023年3月26日日曜日

改めて「理想のセミリタイア」への過程を考える ② 仕事をやり切った感

仕事をやり切った!


セミリタイアのタイミングは早ければ早いほど良い!という考えは、
前項でも述べた、仕事は単なる苦痛に過ぎないという前提があると思います。

なので、理想的なセミリタイアに至る展開というのは、
仕事は仕事で十分にやり切った!
ただ、これ以上はもう働かなくて良いかな?
というような感じになるかと思います。

実際にこのような展開というのは、
セミリタイア資金を貯めた後も仕事が好きで働いていたが、
遠方への転勤辞令がでるから辞めるとか、
プロジェクトが一段落して燃え尽きたとか、
そんなケースがあるかと思います。

生涯現役 VS 若手に譲る


しかしながら、仕事が本当に好きならずっと働けば良いのでは?
という考えにも一理あるとは思います。

ただ、仕事にもよるとは思いますが、
体力や判断力が衰えたにもかかわらず、
ずっと第一線で居座るよりも、
若手にポジションを譲った方が良い場合もあると思います。

「ワシがいないと会社がつぶれる!」
と言って、いつまでも会社に関わろうとした人もいましたが、
これなどそもそも勘違いですし、
仮に事実としても、後継を育てなかったのが悪いのでは?
などと思ってしまいます。

変形だがやり切った感は不思議とある


私の場合、希望の職種にも就けなかったこともあり、
本当の意味での仕事をやり切った感など持ちようがないですが、
与えられた職場ではそれなりの仕事をこなした自負はあり、
それが結局評価されなかったのは仕方ないかな?
といったのが今の気持ちです。

なので、ちょっと変形ですが仕事をやり切った感はあって、
それが仕事への未練が一切ないことにつながっているのは、
セミリタイア生活を過ごす上で大きなプラスになっていると思いますね。

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6 件のコメント:

  1. 転勤にしても次のプロジェクトにしても、それをきっかけに辞めるのは「やり切った」と言うより「もう会社の命令には従えません」と言う事ではないでしょうか?
    しょせんサラリーマンは嫌な指示でも従うしかないので、本当の意味での仕事をやり切った感(自己実現の達成感)を得るのは難しいように思います。

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    1. 基本的にはおっしゃる通りかと思います。ただ、上記で書いたのはあくまで理想的な形を描いたということと、現実問題でも、会社の勝手な都合の指示とは言え、「やり切った感」というのは多少なりともある場合はあるかと思います。

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    2. そうですね。
      サラリーマンの達成感は経営者などとは違い、他人から良く評価されたり必要とされる事だと思います。
      逆に言えば、転勤や若手の台頭などで自分はもう必要とされていないと感じた時に、(与えられた役割を)「やり切った」と思うのかもしれません。
      それは自己実現を「やり切った」とは違いますが、ほとんどの人はそんなもんだと思います。

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    3. 私のやり切った感というのはご指摘の流れに近いかもしれません。これ以上どんな努力をしたところで、事態が好転することはないという状況は、サラリーマンならあっても不思議ではありません。

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  2. やり切った感も、自身の体験に対する意味づけがちゃんとできている証しですよね。何を機とするかは、色々あると思います。家族の転勤で辞めざるを得なくても、ずーっと後に意味づけが追いついてくることもあったりします。

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    1. おっしゃる通り、今振り返ると...という部分も個人的には大きいですね。辞めた当初は、これから先の仕事のキャリアはないんだ...みたいな感情のが強かった気がします。

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