2023年3月27日月曜日

改めて「理想のセミリタイア」への過程を考える ③ 20代でサラリーマンができることの限界

スポーツの世界なら20代で引退もあるが...


スポーツや芸術の世界においては、
10代で世界の頂点に立つことも珍しくはなく、
また、スポーツの世界においては、
20代での引退というのも珍しくありません。

なので、スポーツ選手が20代で引退をして、
この世界では十分仕事をやり切ったという感覚をもっても、
特別不思議なことではありません。

ただ、これがサラリーマンだとどうか?
個人的に若干の違和感を持つことがあります。

20代は下積み期間だった


私はサラリーマンとして3社で働きましたが、
3社に共通しているのは、
20代だとあまり大きな仕事をさせてもらえないという事です。

営業だと中核企業を担当するのはベテラン社員で、
20代で担当できる企業は業容的に小さいものになります。

企画・戦略担当部署であれば、若手は雑用的な仕事が多くなります。

そしてそこでうまく実績を残し頭角を現した人たちが、
30代でやっと希望の仕事のスタートラインに立つくらいのイメージです。

30歳で仕事の達成感を味わうのは困難?


なので、30歳くらいでセミリタイアを達成して、

「サラリーマンとしていくつかの大きなプロジェクトにも参加し、
 人間的にも成長させて頂きました!
 仕事面ではやり残したことはありません!」

みたいなことを言われると、
自分のいた世界とのあまりの違いに違和感を覚えてしまいます。

私の感覚では、サラリーマンの仕事である程度の達成感を味わうには、
40歳くらいまでは働く必要はあるのかな?という感じです。

まあ、これは私の個人的な経験に基づく感想なので、
実際に20代でいくつもの大きな仕事を経験した人もいるかと思います。

また、会社によって若手の起用法は様々ですし、
能力的に個人差も大きいでしょうから、
若くして仕事をやり切ったという感覚を持つ人もいるかと思いますが、
この辺は個人の感覚的問題も絡むので、
なかなか評価の難しい問題だとは思いますね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ

4 件のコメント:

  1. セミリタイア村の性格上特に多い感じする、入社数年で仕事のすべてを悟ったみたいなことを言うやつが

    返信削除
    返信
    1. 確かにそのように受け取られても仕方がない論調の方も多いですね。本当のところ、どんな仕事をしていたのか気になるところです。

      削除
  2. ライフライン系の会社に入りましたが先輩の話を聞くとかつては大卒のほぼ全員が20代で部下を100人もつ部署の長になっていたとのことです。今はそんなことはありえないですが・・・。同業他社では、今でも総合職ほぼ全員が20代で部下数十人を持つと聞きます。
    警察官僚はもっと早いでしょうし、外資ならゴーンみたいな例もありますから大きな仕事を経験する人もいるのでしょう。そういう人はセミリタイアしないかもしれませんけど。

    返信削除
    返信
    1. 確かに、20代でリアルに出世している人が、即セミリタイアという道を歩むケースは少ないでしょうね。

      削除