2022年3月22日火曜日

相続で資産家となった専業主婦はFIREなのか?

FIREと名乗り批判を受けるパターン


「FIRE」を名乗り、色々と批判を受けるパターンとして、
「専業主婦」と「親が資産家」の2つがあるようにお見受けします。

この問題はなかなか興味深いので、
いずれは私見をまとめてみようかと思いますが、
そう言えば、金融機関に勤務していたときの顧客には、
この2つを兼ね備えていた人が多かった印象があるので、
このパターンをFIREと呼んでよいのか?
についてちょっと考えてみました。

「資産家の娘」型FIRE?


例えば、こんな人はどうでしょうか?

・年齢は40代で専業主婦
・夫は普通のサラリーマン
・住宅は女性名義で相続で得たもの
・相続で得た金融資産が3億円

夫の年収は不明ですが、
夫の年収だけで賄えない贅沢な暮らしはしています。

当時の定期預金金利や公社債投信の利回りは、
余裕で5%を超えていましたから、
利息収入だけで夫の給料を上回っていたと思います。

経済的自立という観点から見れば、
妻の資産だけでサラリーマンの生涯年収を超えていますので、
余裕で達成しています。

問題は、夫が普通に働いてそれなりの収入があり、
その収入も生活費に組み込まれているのに、
私の方はFIREなんですよ!という理屈が通るのか??

まあ、そんなところでしょう。

Retire Earlyではないかも?


実はこの手の女性の多くは、学校を出てから一度も働いたことがない...
というタイプの方は当時は結構多かったです。

FIREのREはRetire Earlyですが、
最初から働いていない人はRetireじゃないような気がしますが、
この辺りはどうなんでしょうか?

典型的なFIREはサラリーマンの収入をベースに、
貯蓄と投資で経済的自由をなるべく早く達成するということでしょうから、
上記がFIREだとしてもかなり特殊なケースではあるでしょう。

まあ、当時にFIREという言葉があっても、
彼女達は自分がFIREなんて名乗らないでしょうが、
この辺りをFIREの対象に含めると、
昔から結構FIREは多かったかも?という印象はありますね。

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