そもそもFIREではないだろう...
資産25百万円以上で年間支出が100万円以下である場合で、
労働が極めて限られた時間であるならば、
FIREを名乗るのは可能かと思います。
しかしながら、例えば資産10百万円以下だと、
金融収益からだけで生活するのは極めて困難であるため、
FIREの本来の意味である Financial Independenceからはかなり距離があると思います。
この水準をFIREと言うには、
多くの人が違和感を持たれるのではないかと思います。
資産10百万円以下でも年間100万円生活は最高!が説得力がない理由
20代で10百万円を貯めるのはなかなか大変なことです。
しかしながら、10百万円程度のお金であれば、
例えば、年収10百万円くらい稼いでいるサラリーマンにとっては、
特別な節約をしなくても2~3年で簡単に貯まるレベルです。
確かに、年収10百万円を稼いでいるのは全体の5%弱と少数ですが、
年収1億円とか無茶なレベルに比べて、
極めて特殊なレベルと言うわけではありません。
資産10百万円以下で楽なバイトをこなしながら、
年間100万円で生きていくのは理論的には可能かと思いますし、
ある種の方々にとって魅力的な生き方かもしれません。
ただ、この手の生き方が最高!というのは、
ある程度の高給を取っている人の存在を考えて見ると、
あっさり瓦解するように思えます。
労働 & サラリーマン全否定も説得力がない
例えば、キャリアハイの年収が3百万円以下の人がいて、
自分の仕事がいかにつまらないかとか、
給料に比較して重労働であるかとかを語るのは良いとして、
全労働や全サラリーマンを否定するのは如何なものかと思います。
彼らが上記の例で挙げた、年収10百万円超のサラリーマンの労働の
中身・環境をどれだけ理解して言っているのか?
この辺りに疑問を感じざるを得ませんね。
それでは、資産10百万円以下 & 年間100万円生活が素晴らしい!
というのが説得力が持つ条件があるのか?
このポイントについて次項で述べてみたいと思います。
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