2021年11月12日金曜日

住宅ローンという長期に渡るプレッシャー

住宅ローンを組んで堅実な人生設計?


昨日、住宅ローン関係のエントリーを書いて思い出しましたが、
私の友人の中では相当早くにマンションを買った友人がいます。
30歳頃に30年か35年か忘れましたが、
相当長期のローンを組んでいました。

私も当時は早期退職とかセミリタイアとかは考えていませんでしたが、
そもそも給料がまだまだ安い段階での住宅ローンはリスキーかな?
と思ったので、それとなくその辺を聞いてみると、
以下のような回答があったと記憶しています。

・住宅ローンの月々の返済額は家賃以下
・マンションは某大手ディベロッパーのもので、
 賃貸住宅に比べて良質の住宅が手に入る
・いざとなれば退職金でローンは完済できる

彼は自分の住宅取得がいかに堅実であるかをアピールしており、
ちょっとこちらもマンション買った方が良いかな?
と思わせる圧がありました。

この計画が本当に成功しているのか否か?
ちょっとした答え合わせを考えて見ようかと思います。

ローンを組んですぐ転職!


結婚して子供がいる場合に限らず、
いずれにしてもどこかに住まなければいけないので、
家賃以下の住宅ローンだったらマイホーム購入は納得できるかも?

また、大手ディベロッパーの分譲マンションだと、
その辺の賃貸マンションよりは遥かに良質というのもそうでしょう。

ただ、今となっては築25年以上となったそのマンション、
そのクオリティをキープしているのかは気になります。

ただ、一番の問題はそこではなく、
彼がすぐに転職してしまったことですね。

いざとなれば「転職金で完済」という人生プランは一旦は白紙、
彼はその後何社か転職をしていますので、
退職金的にはかなり寂しいものになっているはずです。

と言っても、彼は未だにそこに住んでいるようですので、
人生設計的にはマンション購入が破綻したということはないようです。

住宅ローンがあるというプレッシャー


彼は結果論としては、住宅ローンを完済できて、
無事に築30年以上のマンションを自分の物とできそうですが、
その間のプレッシャー的なものは感じなかったのでしょうか?

我々セミリタイア生活者が得意とする発想のダウンシフトである、
生活水準を落としてのんびりと暮らすという方法は、
住宅ローンがある以上はかなり限定的となります。
家賃が下げられないわけですからね...

住宅ローンに見合うだけの職を転々とするのは、
リストラに怯えるよりプレッシャーがきつかったのでは?

まあ、アグレッシブな性格である友人なら問題ないでしょうが、
チキンな性格の私なら心を病んでいた気もしますね。

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2 件のコメント:

  1. 家賃よりローンの方が安いというのはトリックである
    場合が多いですよね。修繕積立金やら管理費やら、
    買ったマンションでも出るものは出ます。
    そして、おっしゃるような経年・・・
    最近は、賃貸でもそれなりレベルのところもあり、
    都心であれば買う?の?と考えてしまいます。

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    1. 都心のマンションには管理費が相当高いものがありますので、
      この辺りを考慮していないケースが多いと感じますね。

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