「年金大改正にそなえる本」を読む
宝島社の大型ムック本 年金大改正にそなえる本 (TJMOOK) を読みました。
2022年4月スタートの新制度をわかりやすく解説した本で、
年金受給額をアップするにはどうしたら良いか?
この辺りがうまくまとめられています。
まあ、セミリタイアの身で、
「65歳以降も厚生年金に加入して働くと70歳まで毎年年金額が増える」(p18)
と言われても魅力的には映らないわけですが、
制度を知っておくのは重要かと思います。
70歳繰り下げ受給推奨
本書では私が今のところ計画している「70歳繰り下げ受給」を推奨しています。
これは裏を返せば、75歳の繰り下げ受給は推奨していないという事でもあります。
この辺りの関係性は、
「70歳でもらい始めると81歳で65歳受給の年金総額を追い越す」けど、
「75歳繰り下げ受給が70歳受給を追い越すのは91歳以降」(p29)
ということで、人生100年時代と言えども、
流石に91歳は確実に生きるという人生設計は如何なものかといったところですかね?
65歳以降の年金はいつでも請求できる
本書では繰り下げ受給計画中にお金が急遽必要になった場合も想定しています。
例として、70歳繰り下げ受給をめざしていたら、
69歳でがん宣告を受けた場合を挙げており、(p36)
2022年4月以降の制度として
① 65歳までさかのぼって年金をもらい、
69歳以降は繰り下げ増額なしの年金額で受給を継続
② 69歳からその時点の増額率で年金受給を開始する
の2つが選べるとのことです。
これは70歳受給計画にはかなり良い制度ではないかと思います。
実際は税金額など多角的な検討が必要
まあ、実際問題としては、所得税・住民税、健康保険料、介護保険料など、
色々と考慮しないといけないポイントがありますので、
シンプルにはいかない部分があって計算は面倒です。
この辺も定期的に情報をアップデートして、
年金計画を変えていく必要がありそうですね。
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