2021年11月24日水曜日

早期退職を視野にいれても ”20代は貯金しないで遊ぶ” が成立する条件

20代に貯金に勤しむのは賛成できない


20代からコツコツと貯金を勧める論調が増えていますが、
個人的にはあまりお勧めできません。

と言うのも、30代になると自分が結婚しないとしても、
友人達は家族中心の生活へとなっていきますので、
ある程度友人達と楽しくワイワイやれるのも20代が最後だし、
そもそも給与水準だってそれ程高くないので、
全力で貯金に勤しんだころでパワー不足感は否めません。

とは言っても、ブラック上司が来たときに会社をすぐ辞められるように、
半年程度は最低限の暮らしができる程度の蓄えはあった方が良いとは思いますが...

30代では給与が上がるという前提


ただし、上記の議論の前提条件として、
「30代で給与が上がる」
というものがなければいけません。

普通の会社であれば、20代後半から30代前半くらいに、
最初の昇進があってそれなりに給料が上昇します。

例えば、新入社員時に比較して給料が倍くらいになれば、
生活水準を上げないだけで結構な金額が貯金に回せます。

この時点で、自分が一生仕事をして生きていくタイプなのか、
はたまた、早期退職を視野に入れた趣味人として生きていくタイプなのか、
この辺りも明確になっていくでしょうから、
貯金・投資へ本格的にのめり込むとしてもこの辺りからでも良い気は致します。

給料が上がらない職場だったら?


ただし、新入社員から給料が緩慢にしか上昇しない会社だったらどうか?
その場合は、給与上昇が見込める会社への転職が第一オプションですが、
そういったオプションが取れないなら、
話が少々異なるかもしれません。

こういったケースにおいては、
20代の楽しみをある程度犠牲にしても貯金・投資へ傾倒しなければ、
早期退職を決断するだけの資産を築くのが
定年間際まで伸びてしまうリスクが高いです。

個人的には違和感があります


ただし、これには個人的には違和感が残る部分があります。

例えば、
「投資をしなければセミリタイア資金は稼げない」
と言った論調の背景には、
給与が上昇しないという前提が隠れていると思われるケースがあります。

また、早期退職の為にまずは給与アップが大事だと思うのですが、
資格取得や転職といったオプションが軽んじられる傾向もあります。

20代にある程度遊べるだけのお金を使える条件として、
30代での給与アップが望める環境作りが大事だと思うのですが、
実際問題どうなんでしょうかね?
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2 件のコメント:

  1. でも、自分たちが20代の頃はバブル景気真っ盛りだったし、
    30代40代になって偉くなって給料上がっていくのも
    ある意味当たり前で
    そういう上司なんかもたくさん見てるし、
    遊ぶっていっても決して自腹でもなくて
    会社の潤沢な経費を使いまくって
    お姉ちゃん侍らせた高級クラブで遊ぶなんてのも
    けっこう当たり前だった時代たったんだから、
    そういう世代の立場から
    時代が変わりまくった後の今の若い人に対して
    そういうことを言っても
    あまり説得力がないのかもしれませんね・・・

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    1. 個人差・会社差があるので一概には言えませんが、
      ある程度の会社であれば40歳くらいまでは、
      それなりに昇給はするイメージがあります。

      定年まで安泰か?と言われれば隔世の感はあるでしょうが、
      リストラされるような年齢までは、
      そこまでの違いはないのでは?という印象があります。

      ご指摘の通り、今の若者がどのように考えるかについてはわからないので、
      説得力はまるでないかもしれません。

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