五輪では柔道に熱中
オリンピック期間は朝から晩までTVを見ていたのですが、
中でも柔道が一番熱くなりましたね。
日本選手団が大量の金メダルを獲得したこともさることながら、
試合が「一本」と「技あり」で競う形式になったことが大きいです。
かつてあった「有効」「効果」はなくなったことにより、
小さなポイントを稼いで逃げ切るようなスタイルが通用しなくなりました。
本来の柔道の姿に近づいたことが、
柔道競技を面白くしたのだと思います。
FIREの定義を柔道に当てはめてみる
さて、話は飛んでFIREの世界を見てみましょう。
FIREの種類が増えてきた結果、
本来のFIREの趣旨から遠くなっているFIREも多々見られます。
これを上記の柔道ルールに当てはめてみると、
以下の通りになるのではないかと思います。
一本: Fat FIRE
技あり:Barista/Side FIRE
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有効: Learn FIRE
効果: Coast FIRE
FAT FIREは節約も労働もしなくて良い程度の資産があるわけで、
まさに王道のFIRE!柔道で言えば一本勝ちといったところです。
Barista/Side FIREは極度の節約はしたくないけど、
悠々自適までの資産がないので少しは働くと言ったイメージで、
私なんかがイメージするセミリタイアに近いと思います。
負荷のそれ程かからない労働により、
それなりの生活水準が維持できるなら、
理想的な生活にかなり近いといえますので、
柔道で言えば技ありといったところでしょう。
私の感覚で言えば、ここまでが”FIRE”じゃないかと思います。
Learn FIREともなると相当な節約が求められるイメージです。
多くの人にとって、
「そんな節約生活ならもう少し働くよ!」
という感じでしょうか?
極端な節約生活を前提としたFinancial Independenceというのが、
本当に「経済的独立」とまで言えるのかは議論の余地があると思っています。
従って、Learn FIREはせいぜい「有効」レベルかと思います。
Coast FIREに至っては、フルタイムで働いているわけですから、
どの辺がRetirement Earlyなのか私にはよくわからないところがあります。
これなどせいぜい「効果」でしょう。
Fat FIREとBarista/Side FIREまでがFIRE
私はLearn FIREやCoast FIREのような生き方を否定しているわけではありませんが、
FIREの定義を広げ過ぎてしまいますと、
FIREが何だか良くわからないものになってしまいます。
「FIREを達成しました!」とだけ言われた場合、
それが何を意味するものなのか不明だというのは問題かもしれません。
特にCoast FIREをFIREに入れてしまいますと、
私も30代後半には既にFIREを達成していたと言えなくはない気がしますが、
実際の当時の心持はFIREとは程遠いものです。
なので、Fat FIREとBarista/Side FIREまでがFIRE、
あとは別名称で呼んだ方が議論がすっきりするのでは?
ということを柔道を見た後にふと考えましたので、
この辺りをまとめてみました。
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以前のコメントにも書きましたが、
返信削除自分はFIREって
戦前の日本が「全滅」を「玉砕」って
綺麗そうな言葉で言い換えてたように
「無職」を「FIRE」って言い換えてるだけだと思います。
働いていない状況を「無職」と呼ばれるのが嫌な人にとって
世間にいいイメージで見られたいがために
使われているものだと思っています・・・
ご指摘の要素は多分にあるかと思いますが、
削除本当に働く必要がないくらい資産のある人と、
ごく少額の資産しかない人を同じカテゴリーにくくるのは、
ちょっと無理があるような気が致します。
fatfire以外は全部セミリタイアでいいんじゃねーかという話なんだが、イメージがあまりよくないのかな?
返信削除それが本来のFIREのイメージかと思います。
削除ただそれだとハードルが高すぎるので、
もうワンランクくらいは下げても良いのかな?という印象です。
あ、コーストfireはセミリタイアですらないな
返信削除小金持ちのサラリーマンは全員FIREになってしまいますからね。
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