2021年8月22日日曜日

【FIRE】エントリー・ハードル低下による危険性

あらゆる世界でエントリーのハードルは下がっている


今の時代、ありとあらゆる世界でエントリーのハードルが下がっています。

例えば、プロレスです。
私が物心ついたときは、
プロレス団体は3つ(新日本、全日本、国際)しかありませんでした。

とあるプロレスラーのブログを読んでいたら、
「プロレスラーになるのは東大に入るより難しい」
と言われて一旦入門を断られたという話が語られていました。

ところが今では、150近くの団体がひしめき合っており、
「プロレスラー」になるだけならハードルは著しく下がっております。

その一方、メジャー団体でトップ選手になる難しさというのは、
昔に比べてハードルが下がっているとは思えません。

プロ野球なんかでも、育成選手や独立リーグができたり、
サッカーではプロでもJ3まであったりとか、
野球選手、サッカー選手になるためのハードルは下がっていますが、
トップ選手になる困難さのハードルが下がっているわけではありません。

FIREのエントリーのハードルも下がっている


FIREやセミリタイアの世界についても同様で、
エントリーのハードルは下がっています。

昔であれば、1億円程度は最低限ないと、
若くして会社を辞めるなんてのリスクが高くてとてもとても...
という感じだったとは思います。

しかしながら、コストの低いインデックス投資の普及、
インターネットやサブスクリプションサービスの普及により
家に居ながらにして退屈しない環境が格安で手に入ること、
ミニマリスト的思想の浸透などにより、
FIREやセミリタイアへのエントリーレベルも著しく低下しています。

FIREやセミリタイアのエントリーラインも、
2~3千万円まで低下しているイメージで、
人生の選択肢が増えるという意味では歓迎すべきことだと思っています。

エントリーラインの低下によるリスク


しかしながら、エントリーラインの低下という傾向は、
良い面だけでなく悪い面もあります。

というより、社会全体や個々人の人生という視点で見た場合、
むしろ悪い面の方が多い気も致します。

前述のスポーツ選手の例をとってみると、
エントリーライン低下のリスクはわかりやすいかと思います。

以前だったら、プロになるなんてのは夢のまた夢といったレベルの選手が、
今だったプロの末席くらいに座ることが可能になっています。

中にはここからトッププロに駆け上がっていく人もいるでしょうが、
大半の人は目が出ずに終わることになります。

となると、夢を諦めた時点、例えば30歳とかそれ以上で
新たにキャリアを築いていかなければならず、
学生からすぐに就職した人に比べて大きなハンディキャップを負うことになります。

このことは、FIREやセミリタイアにも同じことが言えます。

最近では、20代で1千万円未満の資産でもFIRE宣言をする人がいるそうですが、
こういった行動もエントリーラインの低下がもたらしたものと言えるかと思います。

低年齢・低資産でのFIREというものは、
株式市場の急落や病気・事故による不意の出費等々により、
生活の破綻や労働市場への逆戻りといったリスクが高いわけですが、
こういったリスクは、そもそも昔ならFIREとかを考えないレベルの資産で、
FIREという行動にでることが可能になった事から生じるものと言えます。

簡単にできてしまう事には落とし穴があるかもしれない...
この辺りは立ち止まって考えた方がよいかもしれません。

スポーツ選手の場合であれば、チャレンジすることに意味があるとか、
プロスポーツ活動を通じて得るものがあるでしょうから、
トッププロになれなくてもそれなりの意味はあるかと思いますが、
低年齢・低資産でのFIREが破綻した場合、
そこから得るものがあるとは思えませんからね。

最近はFIREの話題を目にする機会が増えてきましたが、
バラ色のFIRE生活ばかりを取り上げるのではなく、
エントリーのハードルが下がったことによるリスクを
きちんと考える時期に来ているような気が致します。

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2 件のコメント:

  1. エントリーレベルなんかなにも変わってないのに、自分勝手な解釈で自分はFIREしたと自称してるだけだからな。この先どうすんだろうという感じだ。

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    1. FIREは自称すれば良いだけですから、
      これからも低資産化が進むと思われます。
      確かに、将来どうするつもりなのか気になります。

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