2021年8月30日月曜日

FIREを名乗る最低金額 ① 生活保護ベース

低資産FIREへの批判でポピュラーなもの


低資産FIREへの批判としてよく見かけるのが

「生活保護以下の生活をしているのに、何が経済的独立だ!」

というのがあります。

国民が健康で文化的な最低限な生活を保障するのが生活保護なので、
それ以下の生活を前提とした”経済的独立”というのは
無理があるという主張にはうなずけるものがあります。

低資産FIREが行きつくとこまで行ってしまうと、

「そもそも私はお金を使わないので、資産0円でもFIRE」

などというちょっと理解に苦しむ展開にもなりかねません。

生活保護を基準にFIRE最低金額を設定する


そこで、FIREの最低金額のベースを「生活保護」にするとどうなるか?
この点について検証してみます。

生活保護の受給金額というのは自治体によっても異なりますが、
ここではとりあえず月額13万円貰えるケースを基に考えてみます。

これをFIREの4%ルールに当てはめると、
年間支出の25倍ということになるので、

13万円 × 12ヶ月 × 25 = 39百万円

ということになります。

ザックリ言って、生活保護レベルの生活には40百万円程度必要ということになり、
直観的に言っても、40百万円もあればFIREを名乗っても違和感はないかな?
という水準ではないかと思います。

資産40百万円でも生活保護レベル?


ただし、40百万円も持っていて生活保護レベルの生活しかできないかと言えば、
そんなことはないかと思います。

日本では65歳からの年金もそれなりに期待できますので、
40百万円を後生大事にずっと持ち続ける必要はありませんからね。
それなりに年金を納めてきた人は、
元本は緩やかに取り崩しても良いかと思います。

年金を考慮したFIRE最低金額については、
別項で計算してみたいと思います。

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