2021年8月23日月曜日

【セミリタイア/FIRE】破綻と失敗の違い

10年単位で見た場合は破綻や失敗が増加する?


セミリタイアもFIREもそれなりに知られるようになったのは最近なので、
破綻や失敗が大々的に語られるケースはまだあまりありません。

しかしながら、昨日の記事で述べましたように、
セミリタイアやFIREへのエントリーレベルが低下したことにより、
今後10年単位で見た場合、
破綻や失敗といったケースが散見されるようになるのではないかと危惧致します。

セミリタイア/FIREにおける破綻


それでは、セミリタイアやFIREにおける破綻や失敗とは何か?
まずは破綻ですが、これは単純に資金が底を尽きるということかと思います。

株価指数が半値レベルにクラッシュするようなことがあれば、
その場合は実態経済もかなりやられるのでバイトで稼ぐのも困難になる為、
低資産型や極端な運用重視型のセミリタイアは破綻リスクが高まります。

逆に、貯金取り崩し型でそこそこの資金がある場合、
市場や景気動向に左右されにくく破綻リスクはグッと低くなります。

セミリタイア/FIREにおける失敗


セミリタイアやFIREにおける失敗は破綻よりも意味が広くなります。

上記の手持資金がゼロになるケースなどは失敗の最たるものですが、
そもそも失敗というのは自分が失敗したと思えば失敗なので、
傍から見たら普通のサラリーマンより全然恵まれた生活をしているように見えるのに、
本人は失敗した!と嘆いているケースも時々見られます。

多いのは孤独に関するものでしょうか?
確かに、お金が十分で働かなくてよくても、
リアルに孤独な状態に陥れば恵まれた生活とはいえないかと思います。

ただし、私なんかから見れば、
ストレスの大元となる職場の人間関係から解放されただけで、
孤独の辛さを上回るメリットがあると思うのですが、
この辺りの感じ方は人それぞれといったところでしょうね。

私個人の意見としては、セミリタイアやFIREというのは、
それなりに長年の準備で実行に移すものなので、
破綻というリスクはそれほど大きくはないと思うのですが、
失敗というリスクに関してはそれなりに高いんじゃないかな?と思います。

孤独の問題もそうですが、仕事への未練、
無職であることの世間体やうしろめたさ、
私だって自分のセミリタイア生活を失敗だと思おうと思えば、
いくらでも失敗だったと嘆く要素はありますからね。

この辺りは最後は気の持ちようなんだと思いますが、
事前に様々なケースをこれでもかというくらい考えることが重要な気がします。

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4 件のコメント:

  1. 世間体や後ろめたさは初期は結構あったけど、だんだんなれていって何も思わなくなったな。
    孤独に関してはなかなか難しいな。もともとそんなに苦にしないタイプだったのでこればかりはその人じゃないと分からない感じだ。

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    1. 孤独に関しては、実際に環境が変わってみないとわからない部分が大きいような気がしますね。

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  2. リタイア前から友人ゼロの場合、リタイア後も友人数は同じなので、孤独感は無いと思います。友人数の減少が大きい場合は孤独感を感じるかもしれませんね。

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    1. 友人数はリタイア前と後で変わる人はあまりいないと思いますが、
      田舎へ移住するなど会える友人が減少することはありそうですね。

      また、会社に行けば、同僚や顧客と嫌でもしゃべることになり、
      それが孤独解消に役立っていたみたいなコメントを見ることがあります。

      この辺は個人的にはあまり同意できない意見ですが、
      フレンドリーな職場環境だったらあるのかもしれませんね。

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