2021年8月14日土曜日

「年金受給の目標金額の設定」について

長生きリスクには年金


セミリタイアしている人の年金に対するスタンスですが、
国民年金保険料の免除制度を利用するなど、
積極的に年金を増やす施策をとっていない方も多いです。

ただし、ここからは推測になる部分もありますが、
”年金が貰えるならば” 最低限の生活を過ごすには既に十分であるとか、
年金収入が課税対象にならないレベルに抑えようとか、
いずれにしても年金で暮らす目途が立っている人が多いのではないかと思います。

若年セミリタイアの脆弱性


若くしてセミリタイアという選択をする場合、
それまで働いていた期間が短いため、
将来的に年金で生活することは困難かと思います。

この辺りについて、詳細に語っているブログ等を拝見したことはないのですが、
長生きしたときのリスクを考えるよりも、
20~30代の充実を優先的に考えるという発想なのかな?
と推測されます。

いずれにしましても、よほどの資産を持っている場合でもなければ、
年金世代になった場合の脆弱性はあるかと思います。

年金生活ができそうになるまではサラリーマン継続


セミリタイアの為の目標金額は誰もが設定するものですが、
「年金受給の目標金額の設定」というのはあまり聞きません。

しかしながら、「年金受給の目標金額」はもっと注目されても良い概念かと思います。

例えば、65歳から年金生活に入るとして、
65歳までいくら必要か?いくらくらいパートタイムで稼げるか?
というのは容易に計算ができます。

一方、65歳から何歳まで生きるか?
65歳以上で働ける職場が自分が65歳になった時点であるか?
といったことを想像するのは極めて困難です。

従って、ここは年金に頼ると割り切ってもよいのではないかと思います。

もちろん、100%満額は無理かと思うので、
20%~30%引きくらいに考える必要はあるでしょうが、
今は年金受給見込額は計算ができますから、
この金額が目標金額に達するまでサラリーマンを続ける!
という発想があっても良いんじゃないかな?
と思います。
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2 件のコメント:

  1. 年金に頼れないアメリカの場合はFIREで4%の配当で永遠に食ってくという思想なんだとおもうが、そこ吹っ飛ばしてちゃんと投資してない人がなんちゃってFIREみたいな真似事してたらあやうい気がする。ちゃんと4%配当もらえてそれだけで食ってけるなら若年FIREでいいと思うが

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    1. 日本の場合、年金を考慮したFIRE計画が有効だと思いますが、
      この辺りを無視した議論が多いですね。

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