2021年5月12日水曜日

80歳のリフォーム問題 ~ まだ使える風呂を交換するべきか? ~

持家は永遠の住処となるのか?


私は今のところ「賃貸派」という立場をとってはいますが、
良い物件さえあれば「持家派」に転ずるのはやぶさかでないと思っています。

賃貸派をとっている理由の一つとして、
「家を買えば永遠の住処になる」
ということに対する疑念があります。

例えば、60歳で築10年の物件を購入した場合、
その物件は85歳の段階で築35年になりますが、
その時点で普通に住める状態になっているのか?

住めるとしても大規模修繕が必要だったり、
快適な住環境がキープできるのかという疑問は残ります。

リフォームに対する夫婦間の意見の相違


上記に加えて、夫婦で住まわれている方には、
「リフォームに対する意見の相違」
という問題があることを最近興味深く聞きました。

その方々は築40年くらいの戸建てに住んでいる70代後半のご夫婦で、
家自体はメンテナンスをしっかりしていることもあって、
今でも問題なく住むことができるとのことです。

ただ浴室自体は新築当時のものを使っていて、
妻としては最新式のシステムバスに変えたい!
という希望が出てきました。

夫サイドの意見としては、
風呂に不具合が出たわけでもなんでもないので、
変える必要は全くない!というものでした。

風呂場全体のリフォームですので、
100万円単位のお金がかかります。

相当議論は白熱したそうですが、
妻サイドがお金を余計に出すということで決着したそうです。

まあ、独身の私が心配する話ではありませんが、
印象的な話ではありました。

80歳のリフォーム問題


風呂好きの自分としては、
80歳くらいで最新の綺麗なお風呂に入れるのは魅力的なので、
戸建てを買うにしても、こういったリフォーム費用はキープしておきたいな...
ということを思いました。

まあ、持家ということを考えますと、
自分と家のどちらが先に寿命を迎えるか?という問題に加えて、
より良い住宅環境をキープする為の費用も見込んでおく必要があって、
この辺りは考えれば考えるほど、
ますます答えが出ない問題のような気がしてきました。
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2 件のコメント:

  1. 高齢者の浴室リフォームについては、「お風呂に入る」という行為と
    「浴室を維持管理する」行為を同時に考えなくてはなりません。

    まず、入浴行動を細分化して、どこまで自分でできるのか、
    いつまで今と同じような形で入浴するのか、を考えなくてはなりません。
    もしかしたら追い炊き機能よりも、シャワー機能を充実させる方が
    便利かもしれませんし(座って洗えるなど)、浴室に入る段差はあった方が、
    かえって掃除がしやすいかもしれません(5センチの段差を
    乗り越えられない位になれば、そもそも一人で入浴は難しいでしょう)。

    清掃で盲点となるが、エプロンパネルの中です。特に追い炊き機能があって、
    部屋側との段差がない仕様の場合、エプロンパネルの中は高温多湿が続いて
    カビます。それを奥様、お一人で何とかできるの?いつまで?という
    ポイントもあるでしょう。

    よーするに目先のお金の問題だけではなく、自身の心身の機能面をよく棚卸しして考えないとですね。長く便利に安全に←ここ重要、使える浴室はどんなものなのか、夫入る人、妻洗う人を超えて、考えるところなのでしょう。

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    1. 上記のケースでは「夫洗う人」だったようですが、
      入浴行動を考えると変えるのは正解だったような気がしますね。
      シャワーなんかは随分と楽になるみたいですから。
      80歳近くなって手持ち資金があれば、ここで節約は不要かと思います。

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