セミリタイア批判でふと思ったこと
セミリタイアに対する批判としてよくあるのが、
「生活レベルを落としてまでセミリタイアしたくない!」
というものがあります。
この批判は、そこそこ充実した生活を過ごしている、
極々普通のサラリーマンから寄せられるというイメージです。
実際にセミリタイアした身からすれば、
この批判は当たっていない部分もあります。
と言うのも、恐らく極々普通のサラリーマンであれば、
生活の中でかなりの無駄な費用が発生していると推測されるので、
同じクオリティの生活を送るにしても、
そこまで働く必要はないんじゃないの?
と思うからです。
仕事から生じる精神的・肉体的苦痛を考えれば、
収入も支出も減らして生活をダウンシフトした方が、
結果的に幸福な人生になる人も相当数いるはずなのに...
なんてことを思います。
私も生活レベルを落としたくなかった
ただし、私自身を振り返ってみれば、
セミリタイアを目指し始めた頃は、
「セミリタイアしても生活レベルを落としたくなかった!」
というより一歩先を行って、
「セミリタイアしたら今より良い生活をしたかった!」
と思っている節もあります。
しかしながら、セミリタイアをして今よりリッチな生活ができるかどうか?
この辺りをじっくり時間をかけて考えていけば、
そんなに多くのセミリタイア資金が貯まるわけもないし、
そもそも楽しい生活にそこまで大金が必要なわけでもないという事に気づき、
徐々にコンパクトスタイルのセミリタイアを目指す!
という方向に落ち着いていった経緯があります。
セミリタイア者の生活をヒントにするか否か?
私的に思うのは、
「じっくり時間をかけてセミリタイアについて考えた」
というのが大事だったかと思います。
金持ちセミリタイアをみて「自分には無理」と一刀両断したり、
貧乏セミリタイアをみて「あんな生活したくない」とディスるだけでは、
そこで話は終わってしまいます。
彼らの生活から何かヒントはないのか?
例えば、毎月30万円で暮らしている人が、
毎月10万円で暮らしているセミリタイア者を見て、
「あんな貧乏な暮らしは楽しくない!」
とだけ感じればそれで終わりです。
しかしながら、毎月10万円生活を参考に自分なりにアレンジすれば、
例えば次のような生活もあり得ます。
・毎月10万円まで下げるのはシンドイが、
20万円くらいの生活までダウングレードしても、
生活のクオリティは実はそんな変わらないのではないか?
・労働は週2~3日程度のプレッシャーのかからないバイトに留めれば、
自由時間がとんでもなく増えるのではないか?
これと現状の毎月30万円生活とどっちがよいか?
あるいは、毎月50万円くらい使える程度には出世を目指すべきか?
この辺りをじっくり考えてどちらが自分にあっているか?
こういう考えだったら人生の選択肢が増えるのにな~と思うわけです。
セミリタイアブログなどに寄せられる批判的なコメントは
それなりに考えたものが多いですが、
Yahoo!などへのコメントはセミリタイアに対する理解が浅いものが多いのも、
セミリタイアについて考えた時間の量にもよるのかな??
ということをしみじみと思った次第です。
まあ考えてる人は結局バランス感覚だとわかるんだろうけど、わかりやすい1か0かになってしまうんだろうなあ。
返信削除セミリタイア自体fireのようなかんぜんな経済的自立をめざしたものでもないし、かなりあいまいなものだから
セミリタイアにも色々あることを理解しないで文句を言っている人は多いですからね。
削除まあ紀州のドンファンみたいな人もいるわけで
返信削除ああいう生き方に憧れたりするかどうかの
価値観の問題もあるから
一概にどうとも言えない問題かも・・・
価値観の問題は難しいですが、
削除自分の価値観も疑うことが必要かも?
ということは時々思いますね。