やたらと家を買うことを勧められる
私が新入社員として入社した会社では、
結婚したら上司に家を買うことを勧められることが多かったです。
家を持っている方が社会的信用があるとか、
男たるもの家くらい建てなきゃ一人前でないとか、
持ち家が得か損かという観点ではなく、
精神的な理由を述べる人が多かったですが、
裏の理由としては
「住宅ローンで社員を会社に縛り付ける」
という意味合いも大きかったらしいです。
住宅ローンがあるから会社を辞められない
「社員を住宅ローンで会社に縛り付ける」というロジックは以下の流れです。
多額の住宅ローンを組む
→ 返済は多くの場合定年まで
→ 住宅ローンの返済があるので会社を簡単に辞められなくなる
→ 会社への忠誠心がアップ
転職したら給料が下がるケースの多い日本の実情を反映していますが、
果たしてこんな思考法が成り立つのか疑問だった部分もありましたが、
「住宅ローンがあるから会社を辞められない」
「住宅ローンがあるから(嫌な)地方転勤を受け入れざるを得ない」
という声を何度か聞きましたので、
上記ロジックは一定程度成り立つような感じでした。
家を買うと人事考課がアップ?
上記ロジックを裏返すと、
「家を買って住宅ローンを組んでいる人間は会社への忠誠心がある」
ということも成り立つらしく、
家を買うと人事考課がアップするという噂もありました。
しかし、出世の為に家を買うというのは何とも冴えない話で、
会社から離れてみるとくだらない話に思えるのですが、
それ以上に、住宅ローンが足枷となって
会社を辞められないというのが大きなディメリットに感じます。
この辺りに違和感を感じていたことが、
早期リタイアを目指すことになったきっかけの一つだったかもしれませんね。
自分が新卒で入った会社は
返信削除「親が取引先の偉い人でコネで入社した人以外は
(嫌な)地方転勤を受け入れざるを得ない」という
裏の理由というより社内の暗黙の了解があったので、
住宅ローンうんぬんは全く関係なかったですね。
まあ今思えばこれ(頻繁な転勤)が
自分が今の年齢まで結婚できなかった
主原因となってしまいましたが(笑)
私のいた会社は転勤を機に辞めるひとも一定数いました。
削除自分が変なとこには行かないという根拠なき自信がある人が多かったのかも?