2021年4月14日水曜日

「労働 = クソ」の一般論化は危険

「労働 = クソ」は本当か?


サラリーマンともなれば決まった時間に出社して、
どんなにアレな上司でも言うことを聞かねばならず、
1日のうちの大部分を会社に拘束されることになります。

そんなサラリーマンの特性を指して

「労働 = クソ」
「サラリーマン = 社畜」

という論を一般論として展開する人もいますが、
私的には少々これは違うのではないかと思います。

ルールに従うのは当然


会社で集団生活を行い、お金まで貰うわけですから、
ルールに従うのは当然です。

全員が自分勝手に好きな事をやっていたら、
そもそも社会が正常に動くことはありません。

そこの根本を否定するのは少々違うかと思います。

ただし、そのルールが厳しすぎたり、
会社自体がそのルールを破るということも多いのが現状です。

例えば、9時始業5時終業の会社なのに、
8時に会社に来ないと怒られるとか、
何時まで働いても残業代もでないとか、
そういうろくでもない会社は多数存在します。

ただ、これはあくまでもその会社が悪いのであって、
すべての会社がろくでもないわけではありません。

給与水準の問題


また、給与水準の問題は無視できないファクターです。

同じように朝早くから夜遅くまで働いていたとしても、
年収200万円の人もいれば2,000万円の人もいます。

年収200万円の人がいくら「労働はくそ」と言ったところで、
年収2,000万円の人には響かないだろうな...
ということは思います。

要は厳しい労働で面白味もまるでないとしても、
多額の給料が貰えるならば、
その労働はクソとは言いきれないよな...
ということです。

個別論では「労働 = クソ」が当てはまるケースは多い


と言いましても、「労働 = クソ」がドンピシャに当てはまるケースは多いですね。

セミリタイア系のブログを拝見させて頂いても、

「よくこんな会社で長い事働いていたな~」

というような体験談を読ませて頂く機会も多いです。

しかも地元を離れられない等の理由から、
転職というカードも切りにくいともなれば、
「労働 = クソ」から早期退職・セミリタイアへ
一足飛びへ行くのも理解できます。

ただ一般論的に言うのであれば、
「労働 = クソ」的な会社から、
より条件の良い会社へ移るのが先ではないかな?
という風に思います。

百歩譲って、労働はすべてくそだし、
サラリーマンは全員社畜だとしても、
クソ度合いも社畜度合いも様々です。

だったら、少しはましな会社へ移ろうというのが先なのではないかな?
そうすれば天職的な仕事に巡り合うかもしれませんし、
給料がアップすればセミリタイア資金も貯めやすくなります。

「労働 = くそ」と割り切ってしまうと、
この辺の要素を見誤るのでは?と思ったので、
この辺りをまとめさせて頂きました。

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2 件のコメント:

  1. ダメな職場を損切りできる人が増えれば労働環境は改善されますからね。ブラック企業を作り出しているのはブラック耐性社畜のせいかもですね・・(実際には低すぎる成長率が長期間続いたことによる過当競争のせいかも?)

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    1. 全くその通りですね。なぜその給料でその労働?というようなものが多々ありますからね。正社員についていえば、転職市場の未成熟も大きいと思いますが、低成長に慣れきっているのも要因でしょうね。

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