FIRE希望者は増えるか?
FIREが雑誌やネットで取り上げられる機会も増えてきました。
これでFIRE希望の若者が増えるかと言えば、
それほど増えないのではないかと個人的に思います。
「30代で3,000万円あればセミリタイアできます!」
と言われて理屈ではそれなりに納得はするかもしれませんが、
多くの人は3,000万円では将来の不安はぬぐえないかと思います。
ヤフコメなんかの批判的な論調にこのあたりは見て取れます。
また、若いうちはそれなりに仕事に対する希望がある人も多いだろうから、
こういう人はお金云々の問題ではなくて仕事は続けたいと思うでしょうね。
この辺りのことを総合的に勘案すると、
FIRE希望の若者は一定程度に留まるのではないでしょうか?
70歳まで働く人は減少するのでは?
一方、世間では70歳定年制度がなし崩しで
一般化する方向へ動いているような気がします。
老後資金が足りないとか年金が出ないとか色々と脅しをかけながら、
多くの人が嫌だけど生涯現役も仕方がないか~
という雰囲気になるのを待っているのがお上の考えかな?
しかしながら、役職定年だとか早期退職募集とかで
悲惨な目にあっているおじさん達を間近で見ている今の若者が、
70歳定年を素直に受け入れるような人生設計を描くのかどうか??
我々50代より上の人達の中には、
予期せぬ早期退職・役職定年などによって、
思ったより給料が貰えなかったので仕方なく、
70歳までずるずると働くという選択をしている人は少なくありません。
最初から役職定年や早期退職勧告を計算に入れていれば、
例えば60歳までゆるやかに支出をセーブして、
せめて60歳以降に安月給で働くのを避けよう!
という人生設計を立てただろうという人は多かったのではないかと思います。
今の若者はこの点を考慮した人生設計が可能です。
従って、30歳~40歳で仕事を辞めるFIREとかセミリタイアは希望しないけど、
60歳くらいでとりあえず仕事は辞めたいよね...
という層は結構増えるかもしれません。
私が注目している動きとしては「解雇規制の緩和」です。
今は正社員がクビになるのはよほどのことがないとですが、
今後、解雇規制が緩くなって、
突然仕事を失うリスクが高まっていけば、
早めに経済基盤を確保しておこうという人は増えるでしょうから、
このことは早期退職への土壌が整備されることを意味します。
60歳で仕事を辞める同級生がどれだけでるか?
まあ、70歳定年も若年FIREも本格的にはこれからの話で、
どうなるかは注意深く見ていきたいと思います。
ただ自分としては、私の同級生で60歳で仕事を辞める人がどれだけ出るか?
とりあえずはこの点が気になります。
今のところ自分が知る限りですが、
自分の同級生で仕事を辞めた人はいません。
60歳で仕事を辞めると言っていると断言している人もいません。
なので、どれだけ60歳で仕事を辞める人が出てくるかは未知数ですが、
気軽に飲みに誘える人が何人か出てきてほしいな~とは思っています。
無理かな?
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