2021年4月29日木曜日

セミリタイアブログが批判される理由 - 個別論と一般論を混同

よくあるセミリタイア批判


個別のセミリタイア者に対して批判的論調が目立つもので、
典型的なケースをいくつかあげると以下のものになるかと思います。

✓ 高収入のサラリーマン
✓ 実家が金持ち
✓ 配偶者が働いている
✓ 親と同居

こういった方々がセミリタイアをしたことに対して、
「恵まれた環境だからセミリタイアできたんだろ?」
なという批判が飛んでくることがありますが、
自分の置かれている立場をうまく利用しただけであれば、
何ら文句を言われる筋合いはないかと思います。

個別論を一般論化している?


しかしながら、例えば、年収が2,000万円を遥かに超えるサラリーマンが、

「誰でも10年間節約して投資をすればセミリタイアできます!」

などということを言えば、多くの人が違和感を覚えるかと思います。

セミリタイア者への個別批判は、
こういった個別論を一般論化している、
あるいは、受け手が勝手に一般論化することによって
生じているものも多いのではないかと思います。

受け手側の問題もある


受け手が勝手に一般論化するというのは、例えば、

「年収1,000万円で給料の6割を貯金、
 株高にも乗っかり10年で1億円を貯めたのでセミリタイアできました。」

と個人の経験を書いただけなのに、

「自分はそんなに貰っていないから参考にならない!」

などという文句を言うような人が挙げられます。

書き手としては自分の経験談を語っただけなのに(個別論)、
受け手がこの人は誰でも10年間頑張れば誰でもセミリタイアできる(一般論)、
と言っているがそれは違うでしょ!
という風にとらえるケースもあるのではないか?ということです。

ただ現実問題として言えば、
セミリタイア系ブログの中でも、
個別論なのか一般論なのか、
どちらを言っているのか不明瞭なケースも多いですね。

読み手として個別論・一般論を読み分ける


個人的な意見を言えば、
ものすごく恵まれている環境でセミリタイアした人が、
「誰でもセミリタイアできますよ!」
なんていうのは無視!
逆に自分の体験談を語っているだけならば、
参考になりそうな事を取り入れるということで良いのでは?
と思います。

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7 件のコメント:

  1. そもそもセミリタイアって
    そんなに憧れられたり
    羨ましがられたりするもんなんですかねえ・・・

    自分が思うのはセミリタイアなんて所詮
    子供に恵まれなかった人が
    定年まで長く働いたところで
    稼いだお金が余っちゃうから
    仕方なくやるぐらいのイメージしか沸いてないのですが・・・

    子供がいる人
    もしくはこれから子供を作るのが期待されてる人が
    セミリタイアとか称して
    フルタイム労働ぜずに批判されるのは
    子供が可哀想だしそりゃ仕方ないのかなと・・・

    それは仮に自分が働かない親を持った
    子供になった立場になってみれば
    嫌でもわかるんじゃないかな

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    1. セミリタイア者を羨んでの批判というのもありますが、
      セミリタイア者の主張と批判がマッチしていないケースも
      多いような気がします。

      自分的には「セミリタイアを仕方なくやる」というより、
      ある年代になってからのベストな生き方かな?
      と思ったことが大きかった気がします。
      まあ、最初から目指すものではないという点では同じかもしれませんが...

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  2. 批判されるのは優越意識が垣間見えるブログなんじゃないですかね

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    1. そのポイントも重要かと思います。
      なぜか上から目線というブログもありますからね...

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  3. セミリタイアをするのは、優越感ではなくて、生き方の違いです。
    私は60才の定年まで勤め、70才まで働けますが、12月に退職します。
    貯蓄、個人年金、不動産を準備してきたとともに、投資方法を確立しました。在職中からcasegooというサイトで、投資方法を生徒に教えており、働くという生きがいも得ています。
    贅沢は望みませんが、家族が普通に安心して暮らせる老後の生活を準備することは、大事なことだと思います。

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  4. セミリタイアをするのは、優越感ではなくて、生き方の違いです。
    私は60才の定年まで勤め、70才まで働けますが、12月に退職します。
    貯蓄、個人年金、不動産を準備してきたとともに、投資方法を確立しました。在職中からcasegooというサイトで、投資方法を生徒に教えており、働くという生きがいも得ています。
    贅沢は望みませんが、家族が普通に安心して暮らせる老後の生活を準備することは、大事なことだと思います。

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    1. ご指摘の通り、セミリタイアは個々人の生き方の一つかと思います。
      なので「セミリタイアした」といって優越感に浸るタイプはちょっと理解できないですね。また、老後の準備という観点からみると、若くしてセミリタイアした人の中には、ちょっと危なっかしいと思われる人も多いのでは?と思います。

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