2021年1月24日日曜日

絶対額の問題ではない! ~ 評価としての給与水準について ~

同じ給与額でも異なる意味合い


例えば、年齢40歳、年収500万円という属性については同じである、
AさんとBさんがいるとします。

Aさんの勤める会社の40歳の平均給与は年収400万円で、
Aさんはその中でもエース級と自他ともに認められる存在であるため、
同期より遥かに高い500万円という給与を稼いでいます。

一方のBさん。
Bさんの会社は大手なので、
40歳の平均給与は1,000万円と高額です。
ただ、Bさんは仕事ができないと会社に見なされているため、
給与は500万円と同期の半分程度の水準に留まります。

同じ給与水準だったとしても、
Aさんは仕事に対するやる気が出ても不思議ではないですが、
Bさんだったら馬鹿らしくてやる気がでないでしょうね。

私は給料を貰い過ぎ?


流石に私は同期の平均給与水準の半分ということはなかったと思いますが、
会社を辞めた50歳くらいで考えてみると、
トップ集団との比較では2/3程度だったでしょうね。

ただし、過去の上司の発言から見て取れるのは、

「これでもお前は貰い過ぎだ!」

という内容のものであって、
こういった発言が早期退職への気持ちを盛り上げたのは間違いありません。

評価としての給与水準


上記のBさんの例で言えば、

「オレは年収300万円もあればシアワセに暮らせるのだから、
 500万円も貰えれば上等!
 他の人がいくら貰っているかなんか気にならないさ!」

なんて人がいるのか疑問ですね。

会社によって事情は異なると思いますが、
30代半ばくらいから給与の差は同期でも相当乖離してきますので、
自分が能力・労力に見合う給与を貰っていないと感じたら、
会社を出ることを考えても良いかと思いますね。

ただし、転職したとしても、そこで正当な評価を受ける保証はないし、
そもそも自分が考える「正当な評価」が、
本当に正当であるかの保証もありません。

周囲との比較で心を乱されることがなくなるには、
やはり会社員とは無縁な生活を送るしかないのかな?
ということは実感致します。

私としては、会社員を辞めてから初めて、
お金の絶対的な価値というのを認識したような気もしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿