2021年1月9日土曜日

余剰人員と社会貢献とセミリタイアについての再考

社会貢献から見たセミリタイアラーへの批判


セミリタイアラーに対する批判として、
ろくに働きもしないで、

「社会貢献していないのはけしからん!」

というものがあります。

しかしながら、「社会貢献」というワードを使ってセミリタイア批判する場合、
私は困ったことになる人がいるのではないか?と思っていて、
それが「余剰人員」とされている人です。

余剰人員については以前も触れたことがありますが、
別の角度から見ていきたいと思います。

余剰人員にも2種類ある


余剰人員と一口に言っても、私は2種類あると思っています。

現場レベルの余剰人員であれば、
まるっきり役にたっていないわけではありません。

例えば、2人でできる単純作業を3人でやる場合、
各々の負担は減少するわけですから、
会社としては余計な費用を払っていることにはなりますが、
働いている方としては普通に働いているわけですから、
特に文句を言われる筋合いはありませんがが、
ただ、社会貢献という視点から見るとやや微妙か?

ただ問題なのが、中間管理職レベルの余剰人員です。
課員 ー 課長 ー 部長 というラインで仕事が完結するところを、
むりやりポストを増やして、
課員 ー 課長 ー 特命部長代理 ー 部長 と言った感じで、
無理やりプロセスに割って入られると厄介です。

決定権限もなく、業務に知見もない人間が、
このような形で入られると現場では迷惑でしかありません。

社員のクビを切るのが極めて難しい日本の会社では、
こういった仕事をしている人は結構な数いるのではないかと思います。

余剰人員扱いされたら身を引く


さて、上述の「特命部長代理」について見ていくと、
会社から見たら余計な人件費を払うことになり、
現場としても余計な作業が増えることになります。

となれば、こういった扱いを受けそうになったら、
潔く身を引くというのは会社全体、社会全体で見た場合、
あながち間違った選択肢ではないかと思います。

潔く身を引いてどうするかですが、
それなりに評価をしてくれる会社があれば再就職も良いですが、
中高年がまともな就職先を見つけるのは至難の業。

となれば、仕事第一の生活にはピリオドを打って、
セミリタイア生活に入るというのも有力な選択肢かと思います。

私の場合は前者のタイプの余剰人員になっていた?


ちなみに、私がサラリーマンを継続していた場合どうなっていたかですが、
私は前者に近い扱いを受けていたかと思います。

すなわち、肩書上は「課長」だけども、
やっている仕事内容は「課員」と全く同じというパターンです。

形式上は部長直轄という扱いですが、
部下のいない「なんちゃって管理職」というヤツですね。

なので、サラリーマンを続けていても、
全く会社の役に立っていないことはなかったと思いますが、
大威張りで「社会貢献してますよ!」とも言えないポジションといったところでしたね。

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