2020年12月1日火曜日

節約系セミリタイアラーにとって生活グレードアップは労働に見合う価値がない

収入が増えたら生活レベルをアップするのが間違い?


大抵の人は収入が増えたら生活レベルをアップさせます。
昇進・昇格したら広い家に引っ越したり、車を買い替えたりして、
より快適な生活を目指すわけです。

ここで「広い家に引っ越すのは意味がない」とか、
「車なんて動けば良いじゃないの?」などと言うと、
それは違う!という反論を受けることになります。

節約系の一部の方はこのような主張をされるわけですが、
私的にもこの言い方は多くの人にとって正しくないとは思います。

やはり、四畳半一間に住むよりは2LDKくらいの物件のが快適ですし、
車もグレードによって乗り心地が全然違います。

そうではなくて、こういう問題設定をしてみるのはどうでしょうか?

四畳半一間を2LDKにグレードアップする為の労働は、
果たして割に合うのだろうか?と。

単純な例で言えば、四畳半一間の家賃と2LDKの家賃の差が月3万円とすると、
時給1,000円の労働だと月に30時間働く必要があります。

30時間くらい働いても部屋が広くなるならそのほうが良いと考えるか、
これ以上働くくらいなら狭い部屋で良いや!と考えるか、
これは人によって異なるのではないかと思います。

節約系アーリーリタイアという発想


節約系アーリーリタイアという発想は、
上記とは別のアプローチです。

経済的には2LDKの家に住むことはできるがそこは我慢、
ただし、四畳半一間の家賃と2LDKの家賃の差の月3万円はコツコツ貯金、
その分、早く仕事から引退して自由時間を満喫する!
というような発想です。

月3万円の差であれば年間36万円ですから、
年間200万円生活の人でも6年弱我慢すると、
丸1年分の生活費が浮きます。

「1年間の自由な生活」と「6年間狭い家に住む」のどちらをとるかであれば、
仕事が嫌いな人にとっては前者が魅力に映るのでは?

こういったアプローチでアーリーリタイアとかセミリタイアを考えていけば、
「あっ、なるほど!」
と考える人も増えてくるんじゃないでしょうかね?

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