ゴマすりで出世したことを自覚していたはずだが...
「上司へのゴマすり」「諸突猛進の営業スタイル」という2つの武器をひっさげ、
厳しい出世競争を勝ち抜いてた人がいました。
私は彼の直接の部下ではなかったのですが、
見ていて痛々しくなるほどのゴマすりだったので、
皆からは呆れられていましたが、
後輩に威張るタイプの人ではなかったので、
私は好きでも嫌いでもありませんでした。
この人はゴマすりでそれなりに偉くなったことを自覚していて、
「仕事そのものはオレなんかに見習う点はないけど、
上司への対応についてはちょっとは参考にした方が良いよ」
と、自虐なんだか自慢なんだかよくわからないことを、
たまに飲み行った時には聞かされたものです。
歴史の改竄
さて、上記のお話は彼が課長クラスの時のお話で、
部長まで出世すると話が大幅に変わってきます。
今までは、ゴマすりで出世したことを自嘲気味とは言え認めていたのが、
出世したのは部長に相応しい能力と見識があったからだ!
とか言い出して、かなり嫌なヤツになっていました。
意識的なのか無意識なのかは不明ですが、
彼の頭の中では「歴史の改竄」が行われていて、
すっかりゴマすりで偉くなったことがなかったことになっていました。
出世した人の自慢話を聞くのは時間のムダ!
巷に溢れる、社長とかになった人の経験談、
これってどこまで本当なんでしょうかね?
歴史は勝者によって書き換えられると言いますが、
会社では日々歴史は捏造されているといっても良いのでは?
サラリーマンを辞めた今しみじみ思うのは、
上司の自慢話的なものを聞くのは、
本当だったらまだしも嘘ばっかで、
つくづく人生における無駄な時間の最たるものだったな~ということですね。
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