2018年9月28日金曜日

人生100年時代だから働けるまで働く!でいいのか?

65歳定年という発想は完全に定着?

ITmedia ビジネスオンラインの記事で
興味をひくものがありましたのでご紹介致します。
それがこちら↓

「人生100年時代」の働き方に社会人の8割が「不安」 その理由は……?
(出典: http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1809/27/news129.html )

人材会社アデコが社会人に意見を聞いた結果、
引退の時期については「年齢を問わず、元気な限り働きたい」(22.9%)
と答えた人が最多だった。

「65歳くらいまで」(24.0%)、「70歳くらいまで」(20.1%)と続き、
同社は「年金受給への不安もある中で
、多くの人は定年後も何かしらの形で働くようだ」とみている。

上記の記事から推測できるのは65歳までは少なくとも働こう!
という人の比率が67%にも上るということですね。
65歳定年というのがすっかり定着してきたのがわかる一方、
70歳まで働く意欲のある人が43%もいることに驚きます。

同じ記事では

" 定年後の再就職、副業、兼業といったセカンドキャリアについて、
「明確なビジョンを持っていない」と答えた人も72.8%に上った。"

とありますので、恐らくは本当はそんなに年を取ってまで働きたくない!
と考えている人が多いと推測できます。
本当に働きたかったらビジョンくらいあるはずですからね。

人生100年時代だから働けるまで働く!でいいのか?

私がこの記事から一番最初に感じた違和感というのは、
年金も不安だから「働けるまで働こう」という発想でよいのか?
ということですね。

現状の労働環境に不満を持っているサラリーマンであるならば、
「人生100年時代ではあるが、なるべく早く会社を辞めるには
どうしたら良いだろうか?」
という発想からスタートするべきではないか?
そういう発想からスタートしたならば、
上記の回答も少し異なったものになるのでは?と思うのです。

70歳まで働くのが一般的な流れとなる中で、
55歳の役職定年も同じく一般的な流れとなってきています。

役職定年後に5年程度働くのならばアイドリング期間と言えますが、
これが15年だと話が別です。
22歳で就職して37歳になるまでと同じ期間ですからね。
個人的な感想ではめまいがするくらい長い時間です。

この期間の仕事って相当しんどくてつまらないと思うんですよ。
仕事は役付から一兵卒、給料は半額以下なんてのも普通ですからね。

人生の最晩年がそれで良いのか?
アーリーリタイアとまで行かなくても、
1年でも早くリタイアした方が人生楽しくないですかね?

非常に余計なお世話ではあるのはわかりますが、
いろいろなケースをシミュレーションしないで
「とりあえず働けるまで働く」
という考えに至ったのであれば、
何かもったいない気がするな~と感じた次第です。

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2 件のコメント:

  1. 日本人が働くことを非常に有意義で楽しいものに出来てない以上長く働きたいなどという幻想な嘘っぱちだし

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    1. 長く働く方が偉いという価値観を植えつけられていますからね。

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