明治安田生命、定年70歳に
「70歳定年時代」という、FIRE志望者にとっては考えたくもない世界が、
どうやらすぐそこまで来ているようです。
"明治安田生命保険が現在65歳としている定年を、2027年度から70歳に延長する方針であることが1日、分かった。70歳定年制度を導入すれば、大手金融機関では初という。対象は保険を販売する営業職員以外の社員約1万人で、労働組合側と協議を進めている。
” (引用元) "明治安田生命、定年70歳に 27年度から、金融大手で初"
大手金融機関では初めての試みだそうで、
これがどこまで波及するのかが気になるところです。
60歳でも早期退職の時代
この手のニュースを聞いていつも思う事ですが、
70歳定年なら60歳で辞めても「早期退職」だということですね。
私は50歳でセミリタイア生活に入ったので、
一部の人から見たらFIREでも早期退職でもないように見えるかもしれませんが、
70歳定年が一般的なら50歳は流石に早期退職でしょう。
普通の人より20年も早く仕事を辞めるわけですからね...
そんな都合の良い話があるのか?
また記事では、
"65歳以上でそれまでと同等の職務を担う場合は給与水準を維持する"
"週3日勤務や時短勤務といった働き方も選択可能にする"
とありますので、労働者にとっては都合の良い制度に思えます。
私は明治安田生命の人事制度については全く知りませんので、
的外れな批判になってしまうかもしれませんが、
「65歳以上で給与水準維持」と言っても、
既に給与水準は50代後半とか60歳になった時点で、
十分下がっているのでは?と疑ってしまいます。
勤務時間なんかについても、週3とか時短とかの、
自分の希望がすんなり通るのか?
逆に、フルタイムで働きたい人が時短にさせられたりとかないのか?
いろいろと疑問が出てきますね。
健康寿命を気にする人が多い
ヤフコメなんかを見ていると、
健康寿命という観点から今回の制度について、
疑問に思っている人が多いようですね。
男性の健康寿命は72.7歳だそうなので、
70歳まで働いたら残された健康寿命はたったの2年半...
しかも、健康は個人差も大きいでしょうし、
そもそも70歳で健康といったところで、
やはり限界はありますよ...
この辺りを真剣に考えて行きますと、
会社の制度変更に従ってずるずると働いていたら、
後悔する確率は結構高いのでは?というのが、
個人的に一番心配なことですかね?
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