2024年7月23日火曜日

年金繰下げ受給で私が注意している点は「65歳以降の生活水準を落とさない」

「年金を早く受け取っていれば」という後悔


セミリタイア・FIRE界隈では評判のよくない年金繰下げ受給ですが、
私は今のところ、繰下げ受給を考えております。

そんな繰下げ受給をして後悔した!という記事を見つけました。

"「もっと若いうちに年金を受け取り、趣味や旅行を楽しんでおけばよかったかもしれない」と佐藤さんは後悔しています。彼の友人たちは、65歳から年金を受け取り、退職後の数年間を充実した生活を送っていました。佐藤さんも同じように、早くから年金を受け取っていれば、もっと充実した老後を送れたのではないかと考えるようになったのです。"  (引用元) 年金「月27万円」悠々自適かと思いきや…「もっと早くから受け取っていれば」〈繰下げ受給〉を選んだ74歳男性の本音"
ただ、これは自分とは関係ない話だな~というのが率直な感想です。
これには2つの重要なポイントがあると思いました。

70歳まで働いて後悔?


記事で紹介されている男性ですが、
65歳時点では企業の幹部として高収入を得ていたとのこと。
それにより、年金の70歳からの繰下げ受給を選択したそうです。

記事からの情報では判断しにくい部分もあるのですが、
企業幹部として働くよりも、
とっとと年金を貰って趣味や労働を楽しめば良かった!
ということなのだと思います。

私は既に労働をしておりませんので、
この人のような悩みとは無縁です。

ただ、多くのFPが推奨する、
働ける間は働くというのは、
後悔するリスクが高くなる気がやはりしますね。

65歳からでも70歳からでも変わらぬ生活が基本


65歳時点で働かないのは当然として、
年金の繰下げ受給を70歳からするかしないか?
私の大前提とする考えですが、

「65歳~70歳の消費水準を変えない」

というものがあります。

数字を使ってわかりやすく説明すると、
例えば、65歳時点で2千万円持っていて、
年金を貰うと月20万円とします。

65歳から年金を受給するとすると、
65歳からは年金月20万円の範囲内で暮らし、
2千万円は予備費や高額旅行に充てるイメージとなります。

一方、70歳から年金を受給する場合でも、
65歳からは月20万円で暮らすのが基本プランです。
運用益を無視すると、20万円×12ヶ月×5年 = 1,200万円が、
貯金から減少することになります。
となると、70歳時点では800万円を所持し、
年金は42%増えますので28万4千円となります。

この比較だとすると、
私は70歳以降のキャッシュフローが増える後者を選択するかな?
ということになると思います。

整理しますと、65歳~70歳は支出面では全く一緒、
70歳以降は手持資金が多くキャッシュフローが少ないか、
手持資金は少ないがキャッシュフローが多いかの比較です。

また、年金を増やす為に、65歳以降節約するとか、
ましてや働くなどは論外ということです。

実際の判断は65歳になってから...


上記はラフなイメージだけで、
実際には税金の問題だったり、
年金財政への信頼性が揺らぐかもしれないし、
突然、超豪華旅行に行きたくなったりするかもしれないし、
今時点では読めない部分は多々あるかと思います。

「2年だけ繰下げ受給する」みたいな変則的なものも含めて、
今後も色々なパターンを考えつつ、
自分に最適な年金受給は何かを探っていきたいと思います。

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