FIRE失敗で仕事にやりがいを求める?
「FIRE卒業」が再びTwitterのトレンド入りしていたようなので、
ちょっと眺めていたところ、
やはり卒業でなく失敗!という文脈でつぶやいている人が多いですね。
それは基本的に同感なのですが、それよりも気になったのが、
やはり「人生にはやりがいが必要」みたいなツイートです。
この考えはそれなりの説得力はあるのですが、
ちょっと危うい部分もあると思うので、
私見を述べさせて頂きます。
仕事にやりがいがないからFIREした
まず第一に申し上げたいのは、私がFIREした理由の一つが
仕事にやりがいがなかった!
ということなのです。
FIRE失敗の理由として、
「人生にはやはりやりがい的なものが大事」
と言われても、それが仕事になかったからFIREしたのに...
と考える私にとっては順序が逆のような気が致します。
FIRE生活に無理にやりがいを求める必要はないとはそもそも思いますが、
FIRE生活においてもある程度の目標設定をして、
それを制覇することにやりがいを感じることは可能かと思います。
例えば、私は旅行と読書をFIRE生活の柱にしていますが、
これに絡めた目標として、
・1か国でも多くの国へ旅行する
・ミステリーの古典を1冊でも多く読む
といったことを設定するのも可能かと思います。
私の現役時代の仕事の内容を考えると、
これらのFIRE生活の目標を達成していくことの方が、
遥かにやりがいはありますね。
仕事でやりがいなど得られない確率は高い
FIREに失敗したからと言って、仕事に戻ればやりがいが得られるか?
それには大きな疑問を抱かざるを得ません。
高度に分業化してヒエラルキー化したサラリーマン社会においては、
多くの人間は駒として働かざるを得ないので、
指示通りに動くマシーンのような仕事が多いのでは?
ある程度のやりがいが得られる仕事というのは枠が決まっているので、
そもそも全員が輝くとかやりがいを持つというのは、
ちょっと今の社会では極めて困難な気がするのですよね...
なので、FIRE卒業とか失敗とかして再就職した人々が、
3年後くらいにどのような感想を言うのか?
彼らがやりがいを得られたのか?
それについては興味深く注視したいと思います。
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