2022年11月2日水曜日

セミリタイア希望者の考える"仕事"は成功者の言う"仕事"とは根本的に異なります

一生遊べる資産があっても働く理由


所ジョージさんが、陣内智則さんのYouTubeチャンネルで語ったことが、
早期退職を考える上で重要なポイントを含んでいると思いましたので、
該当箇所を引用致します。

"陣内が「僕が所ジョージだったら、一生遊んで暮らせるなって思って」と問いかけると、所は「遊べないって。そりゃ、お金的な余裕はあるけど、発想がなくなったら、生きてる意味がないんだから。お金は大事なものだけど、そこにくっついてると、豊かな人生が無くなっちゃうから」と答える"  (引用元) 所ジョージ、年収事情を聞かれズバリ一言 ファン感嘆「やっぱかっけぇわ」「スゴイデスネ~!」”"
芸能界のトップを長年走られている所さんであれば、
働かなくても良いだけのお金を持っているのは当然でありながらも、
趣味人としても知られる所さんでさえ、
遊んで暮らすだけの人生は意味がないと語っておられます。

セミリタイアやFIREに批判的な人が見たら、
「それ見た事か!」
と言いそうな事です。

さて、凡人たる早期退職者である私はこれをどう考えたか?
ということについて述べてみたいと思います。

「仕事」とは何か?


ここでまず考えなければいけないのは、
「仕事」というのは何かということです。

よく仕事で成功した方々が、
「仕事をしなければ意味がない」
ということを言われますが、
彼らのいう仕事と言うのは、
それなりのクリエイティビティがあるものだと思います。

上記で所さんも、”発想がなくなったら”ということをおっしゃっています。

上司の指示を受けて動くだけの仕事だったり、
単純労働で肉体的にはきついけど給料が安い仕事だったりでは、
仕事に対して同じような感覚は持てないと思うのですよね。

ポジション & 人間関係も重要


自分の置かれているポジションも重要です。

企業でもトップを走るような方々であれば、
つまらないミスに対して長時間説教されるなんてこともありません。

また、仕事そのものは嫌いではないが、
一緒に働いている人間が最悪などというのは、
極めて一般的な話です。

この辺りを考慮すると、無条件に仕事を礼賛するのはやはり危険かと思います。

「さすが成功者は違う」で終わり


この手の成功者が語る仕事に対する反応としては、

「さすがに成功する人はいう事が違うな~」

くらいでとどめておくのが良いかと思います。

仕事のレベルが違う一般人が、

「やっぱり仕事をしないと人生意味ないよな~」

などと考えるのはちょっと待った方が良いのでは?
というのが私の今時点での考えですね。


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8 件のコメント:

  1. 必ずしも創造性だけの問題かというとそれも違うような気がする。決められたことを2000年間繰り返す民族じゃないですか。そこに何か共同作業の価値なり楽しみみたいなものを見出しているのかもしれないという気もする。

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    1. 創造性ある仕事だけが価値ある仕事というのは確かに違うかと思います。単調な仕事に価値を見出すというのもあって良いかと思います。ただ、自分の求める仕事と実際の仕事のギャップを持つ人も多いかと思いますが、この辺りを「仕事」という言葉でひとくくりにするのはちょっと危険ではないかと思います。

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    2. まあ同じことをやっていても極めようとするとどうしても創造的になっていくのかなあ?

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    3. そういう部分はあるでしょうね。
      工場でもそういった話は聞いたことがあります。

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  2. 所ジョージ氏などの場合は自己実現のためでしょうが、仕事は社会参加の手段でもあります。
    いくら強がろうが人間は群れで生きる動物なので、一人ぼっちでは本能的に孤独感や不安感が強くなるのが自然ですから、安心を得るために仕事をすると言うのも間違っていないと思います。
    つまらない仕事などやりたくないのは確かですが、向こうからも中高年男性など求められていないので、そのへんは割り切るしかないですね。

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    1. 安心感を得る為に仕事というのも良いですが、そうなると、仕事からのストレス等と比べてどちらが大きいか?という問題になりそうです。

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    2. よっぽど能力が低くなければ、バイト程度で長時間説教なんて受けませんし、どうせ責任感のある仕事に就く事などできないので、現役時代に感じたようなストレスは無いと思います。
      逆に仕事の物足りなさや、安値でこき使われる不満はあるでしょうが、「働いてやっている」と捉えるか「自分が役に立っている」と捉えるかで180度変わるでしょうね。

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    3. 確かにバイト程度の仕事なら、給与面などのメリットが小さいながらも、正社員時代のような精神的苦痛は少ないでしょうね。自分が役に立っていると思えるかについては、職場環境次第のような気がします。私は随分長い事「雇ってやっている」みたいな扱いを受けてきたので、個人的にはこの点はちょっと懐疑的です。

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