2022年11月5日土曜日

FIRE前提を自分の都合の良いように解釈していないか?

未婚男性の死亡年齢中央値は67歳?


昨日は、「未婚男性の死亡年齢中央値は67歳」というのを前提に
セミリタイア計画を立てるのは危険ではないか?という話をしました。

この思考法の根本にあるものが、
次のような流れだったら注意が必要かと思います。

・人生100年時代で将来的には年金が支給されるかも怪しい
 ↓
・年金無しで100年の人生を生き抜くためのには膨大な資産が必要
 ↓
・FIREなんて無理...
 ↓
・待てよ、人生100年時代とは言いながらも独身男性の半数は67歳で亡くなる
 ↓
・67歳までで良いならFIREは手の届く範囲だ

「客観的データに基づいて」というより、
自分にとって都合の良いデータのみを取り込んでFIRE計画を練る、
こんな傾向はあるように思えますね。

例えば、寿命に関して言えば、
「100歳まで生きるのが当たり前の時代がくる」
といった説もありますが、
この辺りは都合よく無視するわけです。

4%ルールも自分に都合の良いように解釈


FIREでお馴染みの4%ルールとて、
未来永劫のリターンを保証したものでもなんでもありません。

また、そもそも毎年コンスタントに利益が出ることを想定したものでもなく、
リターンがマイナスになる年が続くリスクもあります。

この辺を都合よく解釈してギリギリの資産でFIRE宣言した人の中には、
今年生じている相場の乱高下によって、
サラリーマン生活へ戻らざるを得ない人もいるようです。

年をとると生活費がかからなくなる?


これ以外にも自分の都合の良い解釈だな~と思うのは、
年をとると生活費が安くなるというものです。

確かにレジャーなどへ出かける頻度も少なくなるし、
食事の量なども減ってきます。

ただし、年をとってからの旅行では、
安い深夜バスの利用などはしんどくなるので、
頻度は減っても1回あたりの旅費は増えるかもしれません。

また、食事も量は少なくても良いかもしれないが、
それなりのクオリティを求めるようになるなど、
必ずしも生活費がかからなくなるとは限りません。

人によっては、医療費の支出もバカにならないレベルになりますが、
これを見込んでいない人は多いように思えます。

最悪のケースを想定したらFIREなどできないが...


実際問題として、最悪のケースばかりを想定していたら、
一般のサラリーマンがFIREするのは不可能になりますので、
ある程度のリスクはとってFIRE生活に入る人がほとんどかと思います。

ただ、どうも自分に都合の良いデータを切り貼りして、
ベストシナリオが継続する前提でのFIRE計画では?
といったケースが多いのも気になるところです。

100%客観的に見るのは無理としても、
自分の計画はバイアスがかかっているかも?
という視点で見直すことは重要ではないかと思いますね。

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4 件のコメント:

  1. 孤独な年寄りが増えると自動運転などの自立支援技術がつぎつぎ開発されるのではないかという願望をもってしまうことはよくある。

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    1. 私は運転が下手という理由で車を持たないので、自動運転技術については密かに期待しています。

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  2. そこそこの資産を持ちながら、心身の事情でたいして使えなくなっている高齢者を観ますと、後生大事に使わずにいるのはもったいない気もしております。医療・介護費に関しては、日本には高額頭打ち制度がありますので外国へ出掛けて高額な治療にのぞんむんだ!という気概の場合を除けばそんなには負担にならないものと思います。

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    1. 医療費を全く考慮に入れないのは論外ですが、一般の日本人の多くは、保険などで備えすぎな感はあります。ただ、日本の財政を考えると、高額医療制度もどこまで続けられるか疑問ではありますが...

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