1ヶ月で飽きるFIRE?
早くもFIREブームの終焉なんてことが叫ばれてきており、
FIRE否定論者の「それ見た事か!」という高笑いが聞こえるかに思えますが、
どうもちょっと違う気がします。
特に、「FIRE生活は1ヶ月で飽きた」というような言説、
自分の経験も交えてよくよく考えてみると、
これが美談みたいに語られるのにちょっと違和感があるのですね...
1週間休暇の初日で飽きるサラリーマンと同じ...
80歳まで生きると計算して40歳でFIREした人が、
仮に1ヶ月でFIRE生活に飽きるとすると、
480ヶ月の暇な生活を楽しもうと思ったのに、
わずか1/480、0.2%で計画がとん挫したことになります。
このエピソードで思い出すことが、
1週間の休暇予定でバカンスに出かけたものの、
仕事が気になって1日で帰ってくる仕事中毒のサラリーマンです。
それでも、1/7で14.2%の計画進捗ですから、
1ヶ月でFIREに飽きて仕事に復帰する人なんて言うのは、
この仕事中毒サラリーマンより進捗率が低いのです。
普通のサラリーマンが1か月休暇といったら眩暈がしそうだが...
普通のサラリーマンが1ヶ月の休暇とか言われれば、
眩暈がしそうな長期間であり、全く無縁の世界と思いますが、
FIRE生活者にとってみれば「一瞬」と言ってもよい短期間かと思います。
なので、節約したり投資したりの準備期間を何年も経てFIREを達成し、
そのFIRE生活が1か月で飽きるというのは、
そもそもの計画段階で問題があったんじゃないかな?という気がします。
もちろん、FIRE生活に1ヶ月で飽きて、
その後の仕事が順調でそれに満足しているのであれば、
その方の人生に何ら文句をいう筋合いはありません。
ただ、その方のFIRE計画自体が失敗だったということと、
FIRE生活が本質的に失敗するものだということは区別して考える必要があります。
どうもこの辺が混同している方が多いように思えます。
この問題を客観的に分析する上で重要なポイントを私なりにまとめると、
以下の通りになります。
・1ヶ月でFIRE生活が飽きた人は、どういう生活をしたかったのか?
・私のFIRE生活1か月目はどうだったか?
・1か月で辞めたのが良くなったのでは?
最低3年くらいしないとダメかもよ?
とは言っても、1か月でFIRE生活が飽きた人の計画はよく知らないので、
自分がFIRE生活の1か月目で感じたこと、
これを次項でまず振り返ってみたいと思います。
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