2022年6月24日金曜日

サラリーマン時代の自分に勝てるFIRE生活水準とは?

節約系FIRE生活をしたいか?


ごく一部の天才投資家系FIREや、
YouTubeとかで稼ぎまくるタイプのFIREを除けば、
FIRE達成後にはサラリーマン時代より生活水準が下がると思います。

昨今のFIREの低資産化により、
数百万円の資産でFIRE達成を謡ったり、
年間100万円より遥か下の水準で豊かな生活と語ったりする人も増えています。

細かく見ていくと、参考にする部分が結構あったりしますが、
自分が同じような生活をしたいかと思うのか?
この辺りは十分に吟味する必要があると思います。

サラリーマン時代の自分に勝てる水準は?


例えば、下記のようなサラリーマンの存在を想定してみます。

給料:500万円
労働:8:00 ~ 20:00 (通勤時間往復2時間含む)
上司:パワハラ的傾向あり
仕事:やりがいなし

この条件と比べて、下記A~Cのセミリタイア生活はどうか?
比較してみると良いかと思います。

【セミリタイア生活 A】
生活費:200万円
労働 :全く働かない
上司 :-
仕事 :-

【セミリタイア生活 B】
生活費:300万円
労働 :時給 1,000円で1,000時間 (= 週3日7時間働く) 
上司 :普通
仕事 :やりがいなし

【セミリタイア生活 C】
生活費:100万円
労働 :全く働かない
上司 :-
仕事 :-

年間500万円程度の給料を貰っているサラリーマンであれば、
そこそこの生活水準の暮らしができますので、
完全FIREと言えども、年間200万円程度の暮らしでは満足できないかもしれません。

そこで、年間300万円程度の生活に持っていくとすると、
時給 1,000円のバイトをすると週3日7時間程度働く必要があります。

この労働をどう見るかは人によって異なるところでしょう。
世間との接点の為にあえてこの程度は働くとか、
こんな労働は嫌だとなれば、FIRE開始を遅らせるとか、
人によって選好は分かれるでしょう。

いやいや、300万円はもちろん200万円もいらない!
という事であれば、Cの生活を選ぶということもありえます。

サラリーマン時代の生活水準を無視した議論


FIREとかセミリタイアとかで、年間いくらの生活費が必要か?
という議論は良くされます。

様々な人がそれぞれの考えに基づき計算されており、
その議論自体は非常に参考になるものもあるのですが、
サラリーマン時代の生活との比較で語られることは少ない気がします。

例えば、元々年収200万円程度の人が年間100万円でのFIRE生活に入るのと、
年収1000万円超の人が同じ水準のFIRE生活に入るのとでは、
従前の生活が違い過ぎるので比較はしにくいと思います。

朝から晩まで働かされて、パワハラまで受けて年収が200万円だったら、
年間100万円のFIRE生活はパラダイスかもしれません。

ただ、同じような労働時間で職場環境も劣悪だったとしても、
年収が1000万円もあれば、流石に年間100万円のFIRE生活は嫌だ!
それだったら我慢してこのまま働くという人が多いのではと思います。

従って、自分の今の生活水準をベースに、
どこまで生活水準を落とせるのか?
この辺りを視点をもたないと、
昨今の超節約系FIREに考えを引っ張られて、
早すぎるリタイアになって後々後悔する可能性は結構高いかも?
と言う点には注意が必要かと思います。

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