2022年6月8日水曜日

底辺FIREと自分探しフリーターの相違点

自分探し系フリーター


私はバブル絶頂期に就職したので、
選ばなければ就職は容易でした。

そんな環境だったので、バイトも簡単に見つかりました。
その為、あえて就職せず、「自分探し」でフリーター生活に入る人もいました。

しかしながら、バブルはあっさりと崩壊し、
その後は就職氷河期が訪れることになり、
バブル期に就職できるのにしなくてフリーター生活に入った人の中には、
その後正社員にもなれず、バイト確保にも苦労するという事態に陥った人もいます。

底辺FIREと異なる点は多い


昨今、少ない資金を元手にFIRE生活を自称する人が増えています。
FIREと言っても底辺FIREを自称する人達の生活原資は、
バイトなどの労働から得たものが大部分です。

私はこういった底辺FIREの話を聞いたときに、
上述の自分探し系フリーターを思い出しました。

しかしながら、30年以上前のフリーターとは異なる点も多いです。

一番大きな違いは、仕事探しが容易になったことでしょう。
ネットのない時代は求人誌、店頭、口コミなどが主流でしたが、
今はスマホ1台あれば簡単に仕事を探すことができます。
仕事の確保と言う点では、今のが圧倒的に良い環境になっていると思います。

また、YouTubeとかブログでも稼げるので、
才覚さえあれば家から一歩も出ずにそれなりに稼ぐことが可能です。
稼ぐ方法の多様化も追い風にはなっているでしょう。

精神面で言えば、昨今の底辺FIREの人々は、
いずれは正社員できっちり働こうとか、
大金を稼げるようになろうとか思わない人が多数派のようなので、
低収入を苦にするようになるリスクはそれなりに低いかと思います。

仕事があり続けるかは疑問


ただ、上記の点を考慮したとしても、
やはり一番のリスクは変わらないのかな?とは思います。

それは、これからも仕事(バイト)を確保し続けることができるのか?
というポイントです。

今はUber Eatsなどのスポット仕事もそれなりにあるようですが、
労働単価は一時よりも下がったという話を聞きます。

YouTubeも既に飽和状態らしいですし、
ブログに至っては既にオワコン扱いされることも...

仕事を確保できるかどうかの将来的な不安については、
底辺FIREというのも、過去の自分探しフリーターと変わらないのかな?
と思ったりします。

まあ、30歳くらいで底辺FIRE生活に入った人が、
実際にそれが正解だったかどうかについては、
少なくとも20年くらいは待たないといけないので、
答え合わせは随分と先になるでしょうね...

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