2022年4月30日土曜日

【理想のセミリタイア生活】ミニマリスト的アプローチで見失うもの

より自由、よりリッチが理想のはず


理想のセミリタイア生活について考えると、
資産は多ければ多いほど良く、
また、自由時間は多ければ多いほど良い、
これが基本かと思います。

しかしながら、理想のセミリタイア生活を過ごすだけの資産を貯めるには、
膨大な時間を要するので、どこかで妥協する必要があります。

例えば、60歳まで働けば1億円貯めることはできるかもしれないが、
それではリタイア年齢があまりに遅すぎるので、
50歳までに6千万円貯めるのを目標にする、
あるいは、40歳までに3千万円にするか?
この辺りは個人のライフプランによるところですが、
3千万円より1億円あった方が良いのは言うまでもありません。

必要以上のお金は無意味?


ところが、ミニマリスト的な生き方が理想だからか、
昨今は必要以上のお金を持つことが無意味という論調も目にします。

例えば、年間100万円もあれば満足いく生活ができるのに、
必要以上のお金(FIRE理論だと2,500万円程度?)を稼ぐのは無意味!
といった類の主張です。

年間100万円で十分幸福な生活が過ごせるというのは、
個人のライフスタイルの問題なので特にコメントはありませんが、
年間100万円の予算で生活するのと、
年間200万円の予算で生活するのとでは、
生活の質・自由度は全然違うはずなのに、
この辺りを同じと考えるのはかなり乱暴な議論ではないか?と思います。

ミニマリスト的アプローチで見失うもの


上記の例を敷衍して考えますと、
以下のAとBのどちらが良いか?を考えればわかりやすいかと思います。

A:35歳から年間100万円のセミリタイア生活
B:45歳から年間200万円のセミリタイア生活

年間100万円生活も200万円生活も変わらないのであれば、
Aの方が圧倒的に良いという事になります。

しかしながら、長い人生を考えれば、
Bの方が中高年以降はゆとりある生活を過ごせますので、
Bの方が良いという方も多いかと思います。
ちなみに私はBのが圧倒的に良いです。

ミニマリスト的アプローチは参考になるところも大ですが、
本当の理想的生活を見失うリスクもあるのかな?
というのが私の最近の考え方ですね。


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