2022年4月23日土曜日

貯蓄のあるサラリーマンは全員「サイドFIRE」?

サイドFIREについての素朴な疑問


昨日に続いて、サイドFIREについて疑問を持っていることについて述べます。

サイドFIREの具体的な例として述べられているのですが、
サイドFIRE資産金額設定として一般的に妥当なのでしょうか?

"たとえば、年間支出が300万円だとすると300万円の25倍ですからFIRE資産は7500万円必要になるという計算です。
実際に7500万円を目指すとなると、かなりハードルが高いのではないでしょうか。そこで、ぜひ目指したいのが、勤労収入+資産運用収入を組み合わせる「サイドFIRE」です。例えば、年間支出が300万円だとすると、資産運用の収入は100万円を目指し、残りの200万円は勤労収入で得るという場合であれば、100万円の25倍ですからFIRE資産は2500万円用意すれば良いということです。"  (引用元) 2022年は「サイドFIRE」を目指そう!
記事では年間300万円の支出を前提とした場合、
FIRE理論の25倍に基づき7,500万円必要としており、
これには異論はありません。

ただ、7,500万円はハードルが高いので、
2,500万円を貯めてサイドFIREを目指しましょう!
というのはどうなんでしょうか?

労働収入 > 不労所得


上記の例であれば、

・労働収入:200万円
・不労所得:100万円

となり、労働収入の方が不労所得を上回ります。

このパターンをサイドFIREと呼ぶのであれば、
ちょっとした貯金を持っているサラリーマンは全員サイドFIREになりはしないか?
という疑問が出てきます。

また、不労所得100万円分は働くなくてよくなるとはいえ、
300万円の年収の仕事を200万円の年収の仕事に代えれば、
自由時間が増えるというのはどんな仕事なのか?
具体的なイメージが湧いてこないですね。

全収入がUber Eatsとかならわからないでもないですが...

せめて「不労所得 > 労働収入」では?


サイドFIREと言えどもFIREの一画を形成するということであれば、
不労所得が労働収入を上回る程度の資産は必要じゃないか?
というのが個人的な感想です。

もちろん、何をどう定義しようが個人の自由だとは思いますが、
FIREの定義をどんどん緩くすることによって、
本来の理想の生活からどんどん乖離しているパターンが多いかな?
という印象がありますね。
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6 件のコメント:

  1. FIREでない人を探す方が難しい世の中になっちゃったなw

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    1. FIREのイメージがどんどん変わっていってますね。

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  2. たぶん300万の仕事でも200万の仕事でも拘束時間や仕事のキツさは変わらないでしょうね。
    この記事の女性取締役で講演や執筆でお忙しそうな方が、FIREの何を分かっているのか疑問ですし、単なる数字合わせのように思います。

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    1. 200万円と300万円の仕事を選べるシチュエーションなどほぼないと思います。
      今回の例はFIREの本質からはちょっとずれている気がします。

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  3. もしかするともしかするとレベルですが、
    200万の仕事というのは、自営的フリーで
    好みにあったおもしろそうな仕事だけ受ける
    というスタイルなら成立するかもしれません。

    ただ、ここから年金、年金基金、健康保険などを
    納めるわけですから、趣味的仕事の方が
    割に合うような気はいたします。

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    1. 自営的フリーで好きな仕事というのは理想ですが、
      それで200万円稼ぐのはかなりのハードルの高さかと思います。
      ひょっとしたら、引用した著者のお仕事がそれに近いものなのかもしれませんが...

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