2020年6月22日月曜日

「給料分働いていない」に対する反論 ③ まとめ - 給料分働かせてもらえないならセミリタイア

給料分働きたくても働けないということ


「給料分働いていない!」と言われても、
そもそも給料分働けないようなポジションにつけているのは会社だろ!
というケースが多々あるというのが私の意見です。

これは野球選手の例をとるとわかりやすいかもしれません。
どんなにすごい野球選手でも試合に出してもらえなければ、
どうすることもできません。

実力はありながらも、監督との相性で使われなかったり、
チームの方向性と違うのでずっとベンチ...
こういう選手は結構いるかと思いますが、
これで年俸分働くのは不可能というものです。

サラリーマンでも結構同様のことが起こっているのではないかと思います。

給料分働いている人・働いていない人


上記のポイントをわかりやすくするために、
以下の表を作成してみました。

 
 
能力・やる気
 
 
ある
ない
チャンス
ある
A
B
ない
C
D
典型的な給料分働いている人のイメージは A でしょう。
その逆が D のパターンとなります。

問題はBとCのパターンです。

Bの例を挙げれば、性能面が優れているため取扱商品がバカ売れの営業マン、
しかし実は能力もやる気もないという人。

この手の営業はそもそも誰がやっても商品は売れるわけで、
運だけで業績をあげている営業というのはそこそこいるのでは?

Cはその逆のパターンです。
ライバル製品に比べて性能面が著しく劣っている商品を取り扱う営業マンですと、
誰がやってもこのような製品を売ることは極めて困難です。

上記の場合ですと、能力・やる気のあるCの人より、
能力・やる気のないBの人の方が評価が高くなるわけです。

私のいた会社のように、あまり儲かっていない会社ですと、
Cに属する人は結構いて (Aより断然多い)、
「給料分働いていない!」
などということを言われ、
経営陣から文句を言われたりするのです。

チャンスがなければセミリタイア?


不幸にして、会社から C の立場に追いやられたらどうするか?

まだまだまともな仕事をしたいと思えば転職という手もあります。
ただ、ある程度の年齢を過ぎるとそのチャンスはぐっと減ります。

転職が無理となると、じっと耐え忍ぶしかありません。
ただ1~2年ならともかく、10年も20年も耐えらるのか...

となると、サラリーマンとおさらばする
”セミリタイア”というのは有力な解決策となります。

私の場合、あえて昔の自分は能力・やる気はあったと申し上げますが、
CのポジションからAのポジションへ移れるチャンスがあるならば、
セミリタイアしようとは思わなかったでしょうね。

セミリタイアを目指す初期段階では、
Aへ移動するチャンスを伺いつつ、
セミリタイアへ向けての準備を粛々と続けていた感じです。

もっとも、セミリタイアできるだけの資産が形成できる目途がたった時点で、
「やる気」については皆無になりましたが。

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