2020年6月9日火曜日

セミリタイア最短ルートの課題を検証してみる ② 大卒 VS 高卒 ~ 高卒優位は本当か? ~

大卒 VS 高卒 - 早くセミリタイアできるのはどっち?


そもそも論として、大学に行くべきかどうか?
といった問題まで論じると、
テーマが大きくなりすぎますので、本項では、

「経済的・学力的に大学に行くことは可能だが、
 早期リタイアの為にあえて大学へは進学せず、
 高卒で働いた方がアーリーリタイアには有利かどうか」

というテーマでこの問題を論じたいと思います。

セミリタイアには高卒有利の論拠


30歳くらいでセミリタイアを目指すのであれば、
高卒のが圧倒的有利と考えられています。

高卒が18歳から働き始めるのに対して、
大卒は22歳 (浪人すればそれ以降) から働き始めるので、
4年間以上のギャップがあるうえ、
大学4年間の学費も必要となりますので、
30歳程度で比較した生涯賃金は高卒有利というのがその論拠です。

はたしてこれが本当かを検証したいと思います。

アルバイト重視の大学生活を過ごす


この問題を論じる時に感じる違和感として、
前提条件として、

「大学生はお金を稼いでいない!」

というのが想定されているような気が致します。

これは全く良い話ではないかと思いますが、
文系大学生の中には、ほとんど大学に来ないで卒業する人もいます。

こういった人の中には、スポーツやサークル活動に打ち込んでいる人もいますが、
ひたすらアルバイトに精を出している人もいます。

これらアルバイト学生の中には、
一般的な新入社員の給料以上を稼いでいる人も少なくありません。

早期リタイアをめざす場合、この路線で行くという手はあります。

要は、大学時代はアルバイトでお金を稼ぐことを最優先、
それでいて何とか大学は卒業することができれば、
22歳以降の賃金は高卒より有利になりますので、
30歳時点で比較しても、
高卒より大卒の方が累積所得金額が上というケースはありえます。

セミリタイアするのをヤメタときは?


18歳でセミリタイアを目指したとしても、
働いているうちに考えが変わる可能性もあります。

仕事にやりがいを見出したり、
結婚することになったりするかもしれません。

この点を考えますと、大学卒業資格を持っていた方が、
その後の人生が有利に働くかもしれません。

「とりあえず大学には行っておく」
という発想はありではないかと思います。

体力勝負の仕事で速攻逃げ切りはあり


18歳から体力勝負で高給を稼げるだけ稼いで、
30歳くらいでその仕事からは引退するという考えはありかと思います。
スキルより体力重視という仕事は多々あるでしょう。

ただし、普通のサラリーマン的な仕事に就くのであれば、
若手時代の給料というのは一般的にはあまり高くありません。

一方、大学生ならでは高給バイト(家庭教師、リゾバ等) もあり、
こういった仕事をうまく渡り歩けば、
結構な金額を稼ぐこともできます。

もちろん、大学の学費や下宿費用等に見合うだけの大学かどうか?
といったことは考慮する必要はありますが、
この辺を考慮すると、早期リタイアは巷で言われているほど
高卒優位ではないんじゃないかな?と思います。


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