2020年6月21日日曜日

「給料分働いていない」に対する反論 ② 管理部門編

不可解な管理部門の給与決定方法


私は不遇な営業マン時代を経て、経理マンとして転職をしました。
私の転職した部署そのものはそこそこの収益を上げていたのですが、
部門全体でみると儲かってはいなかったので、
給与面ではそれ程恵まれてはいませんでした。

ここで「恵まれていなかった」というのはどういうことか?
それは仮に私の所属する部門全体が儲かっている場合、
同じ仕事をしていても給与がもっと高かったということです。

経理など管理部門の給与というのは、
本来はプロフェッショナルな業務を提供した対価かと思いますが、
現実問題としては、会社の業績の影響をもろに受けるわけです。

リストラ・減給のターゲットに


管理部門というのは、直接的に付加価値を生み出しているわけではないので、
業績不振に陥ると、真っ先にリストラ・減給のターゲットになります。

営業や生産の最前線で働いている人達から見れば、
そんなの当然だろ!という見方もありますが、
世の中には「相場」というものがあります。

世間一般の会社で同じような仕事をしている人の給料の方が高い場合、
そちらに人材が流れるのは当然です。

経理とか法務といった業務は汎用性が高いので、
異業種も含めて転職は比較的しやすいという傾向があります。

私がいた会社でも、給与が大幅に下がった時期や昇給がなかった時期は、
管理部門の若手は結構な数が辞めていきました。

管理部門は給与分働いたかの判定は難しい


管理部門の場合、「給料分働いたかどうか?」というのは、
実は結構判定が難しいのですが、儲かっていない会社の場合、
給料分働いていないと自動的に見なされる傾向があります。

ところが客観的に見ると、結構な間違いであることもあります。
一番簡単にわかる方法としては、
「同じスキルの人を同じ給与水準で雇えるか?」
というのがあるかと思います。

上記の若手が辞めていった時代の役職者の方に話を聞いたことがあるのですが、
「この給与水準じゃ良い人材を採るのは不可能!」
と言って嘆いていましたからね...


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