生活費10年分を確保するということの意味
仮に45歳で生活費10年分の金融資産ができたとします。
この時点で会社を辞めれば、何もしなくても55歳までは生存可能です。
その間に、生活を立て直すことは十分可能です。
セミリタイアという観点から考えてお勧めのプランは、
生活費の半分を稼ぐ労働のみ行うことですね。
そうしますと、65歳まで生存可能となり、
65歳からは年金で生活することも可能です。
(サラリーマン生活を20年以上しているので、
つつましく暮らせる程度の年金が貰える可能性が高い)
年間200万円の出費があると仮定すれば10年分で2,000万円程度です。
セミリタイアに必要な資金として、
2,000万円~3,000万円を考える人が多いですが、
この文脈からもリーズナブルではないかと思われます。
生活費10年分を確保してからの心境変化
サラリーマン時代に生活費10年分の金融資産を確保した場合、
セミリタイアへぐっと近づいたことになりますが、
そうなりますと、心境はがらりと変わるかと思います。
私の場合で言いますと、以下の2つの相対する感情が湧き出てきました。
Positive面: いつでも会社を辞められるので、
仕事に対して気楽に向き合える
Negative面: 会社を辞められるだけの資産があるのに、
何でこんな仕事をしなければいけないのか?
PositiveとNegativeのせめぎあい
金融資産がある程度のレベルに達すると、
会社を辞めてもさほど困ることもないので、
仕事に対して気楽に取り組むことができるようになります。
「これ以上仕事が忙しくなったら会社を辞めよう!」
「これ以上上司がバカなことをいうなら会社を辞めよう」
と思えば、同じ仕事をしても気持ち的には随分と楽になりましたね。
一方、会社を辞めることができる資産があるというのに、
何でこんなツマラナイ仕事をしなければいけないのだ!
という怒りにも似た感情が湧き出ることもしばしばです。
私のサラリーマン時代の後半というのは、
この2つの感情のせめぎあいが継続、
最終的には後者のNegativeな感情が圧勝して
会社に辞表を叩きつけたという感じでした。
まあ、いずれにしましても、
ある程度の資産があった方が気持ち的に楽なのは間違いありません。
セミリタイア云々以前の問題として、
サラリーマンのリスクヘッジとして、
ある程度の資産形成は必要だと思いますね。
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