2020年2月8日土曜日

「納期厳守」と「定時退社」どちらが大事か?

ドイツでは定時退社優先


私のサラリーマン時代のドイツの取引先での話です。
私の会社はその会社から原料を輸入していました。

その会社では貿易業務は通常3人で行っていましたが、
1人が産休かなんかでいなくなり、
2人で業務を行うことになりました。

その結果、輸出業務が滞り納期が大幅に遅れ、
原料がショートしそうになって非常に困ったのですが、
そもそも何で輸出業務が滞るかと言えば、
上記残り2人が納期厳守より自分の定時退社を優先したからです。

要は顧客が迷惑を被ろうが知ったこっちゃなく、
何で他の人が休んだ結果、私が余計に仕事しなくちゃダメなのよ!
ということなのです。

日本では納期厳守優先が当たり前だが...


日本の会社だとそういうわけには行きませんね。
上記の例で補充人員が来なければ、
納期厳守のため残り2人は残業を強いられます。

残り2人のうち1人が育休時短で3時までの勤務だったらどうでしょうか?
もう1人にすべてのシワ寄せが行きますね。
これって日本の会社で結構頻繁にみられる構図だったりします。

特に私の現役時代のように
独身(どうせ用事ないでしょ?)で
管理職(残業代も払わなくてよい!)
という属性にはシワ寄せが行きやすいです。

ただ、よくよく考えてみればですが、
一賃金労働者が自分を犠牲にしてまで、
本来は他人の仕事をするべきかと言えばそれはちょっと違うのではないかと...

まあ、この辺の意識は少しずつは変化してきているとは思いますが、
基本的なラインは変わっていない気がしますね。

要はサラリーマンを続けている間は、
このようなブラック環境に陥る可能性が常にあるということで、
あまりにそれが酷い環境の場合、
いつでも辞められる体制作りは極めて重要だと思いますよ。

セミリタイアという選択肢もその一つですね。

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