2019年2月24日日曜日

バイトテロの一因は低賃金?~ 日本の低賃金問題の解決策はあるか? ~

バイトテロの理由は低賃金か?

日本人が大好きな「安すぎる外食」が国を滅ぼす
(出典: https://toyokeizai.net/articles/-/267008)

という記事の中に興味深い一文がありましたので引用させていただきます。

"最近、店舗のバックヤードで信じられない行動をし、
それをわざわざ動画に撮って、SNSに投稿して喜ぶという愚行が頻発し、
問題になっています。
私が注目したいのは、問題の動画はほぼすべて、
低賃金で労働条件が過酷な業態ばかりが現場になっているように見受けられることです。
過当競争の下、価格を1円でも下げるために、労働条件は厳しく、
その行動を止める責任者がいないのだと思います。

 もちろん、あんな犯罪行為を肯定するつもりも、擁護する気もいっさいありませんが、こういう人たちの愚かな行動は、安い賃金、過酷な労働条件に対する一種の
「無意識の抗議」という意味合いがあるのかもしれないと感じることも、
ないわけではありません。"

この記事を書いたのは小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソン氏ですが、
バイトテロの要因の一つに安すぎる賃金を挙げる人は窪田順生氏など他にもいます。

バイトテロの一番の要因はバカだからというシンプルな理由が一番しっくりきますが、
「低賃金だから」というのも一部あると思います。

また、自分は低賃金というのも問題ですが、
頑張ったところで賃金が大して上がらないというのも問題かと思います。

働きに応じて給与がアップするならば、
こういった愚行をする人数は減少するかと思います。

もちろん、時給がいくらになろうが、
バカというのは一定数存在するので、バイトテロは0にはならんでしょうが...

日本の格差社会

一方でお偉い方の給与は業績さえアップすればガンガン上がります。
例えば、外食産業の雄・日本マクドナルド。
一時の低迷は何のそのです。

日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバCEOの
2017年の年俸は6億3200万円だそうです。
仮に彼女の年間労働時間を2,000時間と致しますと、
時給は316,000円となります。
我が家の近所のマックの時給は1,000円だそうですので、その差はなんと316倍!

また、その年俸は下記のように業績に応じて鰻登りです

2014年度:1億700万円
2015年度:1億6,700万円
2016年度:2億7,600万円

(以上データは https://moneyzine.jp/article/detail/215696 より引用)

この辺の報酬の仕組みは何とかならないものでしょうかね?

業績アップの果実は上級管理職や株主にいって、
末端の従業員やバイトにはほとんどいきわたりません。

バイトの最低賃金のアップというのも重要なファクターでしょうが、
社長に業績インセンティブを与えるならばバイトにも与えなきゃダメとか、
何かうまい方法はないのでしょうか?

まあ良いアイデアがあればとっくに出ているでしょうが、
いずれにしても日本の賃金の上昇率の低さは異常だと思いますね。

これに低賃金外国人労働者がわんさかくれば、
ますますバイトの賃金はあがりませんね。

この問題の解決なくして日本の明るい未来はないと思いますが、
解決の糸口すら見えないような気がします。
困ったものです。

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