次が決まってないならもう少し働いてよ!
転職でもセミリタイアでも働いている会社を辞めるという点では同じですが、
両者には決定的な差があります。
転職の場合、新しい職場からいつから働いてくれというのが必ずあります。
従って、現在の会社でもその点は考慮するでしょうから、
あまり無茶苦茶なことは言われません。
一方、セミリタイアの場合、基本的には会社を辞めて何もしないので、
会社を辞めてから緊急でやることがないなら後任が決まるまで働いてくれ!
と言われるリスクがあります。
もっとも私自身は会社にはセミリタイアするとは言っておらず、
この会社にこれ以上いても自分のキャリアの発展は全く見込めないので、
しばらくゆっくりするというようなことを述べたのみですが、
緊急でやることがないように見えたのは確かかもしれません。
ただし、会社を辞めたいという切実な欲求はむしろ転職者より、
セミリタイア者の方が大きいのです!
それにも関わらず、もう少し働けなどという理不尽な要求が来た場合どう対応するか?
私はこの辺も慎重に考えました。
自分は6月末に退職希望だったので、
このラインを大幅にずらされそうであれば、
6月末には絶対に会社を辞めなければならない理由を用意しておきました。
自分は次の三段階で交渉しようと考えていました。
① 7月 ~ 8月は短期留学を考えている
② 「精神的にこの仕事を続けるのはもう無理」と言う
③ 交渉決裂 - 法的対応も辞さず!
それぞれを見ていきたいと思います。
① 7月 ~ 8月は短期留学を考えている
7月と8月は語学学校では短期のコースが多数用意されます。
今後のキャリア形成の為にどうしてもそれに行きたいんだ!
ということを述べるつもりでした。
これはまるきっり嘘というわけでもなく、
本当に言ってもよいと思っていたので、
どの学校のどのコースというのは言えるようにしておきました。
② 「精神的にこの仕事を続けるのはもう無理」と言う
語学学校なんてその後でも行けるだろう!としつこくされたら、
メンタル面の問題を持ち出すつもりでした。
これはまるっきり嘘というよりはかなり本当のことで、
セミリタイアの重要な契機でもあります。
会社は(表向きは)メンタルヘルス重視に舵を切っていますので、
これを持ち出せばしつこくは言ってこなかったと思います。
③ 交渉決裂 - 法的対応も辞さず!
一応最悪の場合も想定していました。
自分の中では辞意を撤回するとか、
半年間とか1年とか退職を遅らせるつもりはありませんでしたので、
辞表を受け取ってもらえないケースが仮にあれば、
内容証明で送り付けるか、本部長宛に直接だすしかないか?
というところまでは一応考えていました。
ただ本当にここまで行くと先方も全く得をしないので、
「ちらつかせるというオプション」程度でも効果があると思います。
結果的には杞憂に終わった
私の場合、幸いなことに上記オプションについては発動せずに済みました。
退職までの流れは実際は以下の通りでした。
退職申し入れ → (10日後)退職撤回依頼 & カウンターオファー
→ 先方は今すぐ回答しなくてよいと言ったがその場でカウンターオファーを断る
→ (10日後) 1か月の退職延期依頼の条件はのみ引継ぎ開始
私が比較的計画通り退職できたのは、
退職遺留のカウンターオファーをその場で断ったのが大きかったと思います。
先方は今すぐ回答しなくてもよい、と考える時間をくれようとしたようですが、
私はその場で0.1秒で断りました。
このことで退職の意思が強いのが伝わって、
交渉が無駄だと先方が悟ったのかと思います。
結局、セミリタイアで退職する際に一番重要なのは
「退職の意思が強いこと」
「交渉の余地がないこと」
をうまく伝えられて、相手が納得することなのかな?と思います。
先方だって何言っても無駄だと思えば諦めますからね。
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