ある大手企業元管理職の体験告白
本書はこのドキュメントからスターとします。
この方の給与は定年前から三段逆スライド(定年前の57歳、60歳の定年退職時、
65歳の再雇用期間終了時)で低下していきます。
最終的にこの方は駐輪場利用者の定期契約の受付業務で、
時給1,000円弱で毎月10日間働くことになります。
そのことについて、お金の為より暇つぶしになるのがうれしい、
と感想を述べています。
「悠々自適にはお金がかかる。
年金では無理なので、リタイア後の準備は早くから始めたほうがいい」
というこの方からのアドバイスでこのドキュメントは結びます。
私自身が本コラムを読んで感じた感想は
ちょっと作者の思惑とは異なるかもしれません。
それは
「お金が無くなりそうなら働くのもありだな」
というものでした。
私は「セミリタイアの失敗 = 経済的破綻」という立場です。
従って、セミリタイア資金の設定は自分としては
かなり安全策をとったつもりです。
サラリーマンを辞めた後に、勤めにでるのは絶対嫌だと思ったからです。
しかしながら、本書にでてくるこの方のように
「仕事や人間関係のストレスで悩んだという元管理職」が、
「暇つぶしになるのがありがたい」と思えるような仕事だったらありかもな、
そんな風に思えました。
そういえば、セミリタイアブロガーの中にもパートタイムで
働いている人は結構いますしね。
今でも、65歳を過ぎてから働きたいとは思いませんし、
何とかこのまま逃げ切ってやろう!と思っていますが、
まあ、何らかの事情でお金がショートしそうになったら、
できる範囲で働けばいいや!と思えば気が楽になりました。
自分はこの辺の割り切りができず、
失敗を恐れるあまりにセミリタイア生活に入るのが遅れたのかな?
というのが本書を読んでの率直な感想ですね。
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