著者の井形慶子さんは、28歳の時に50万円の預金の一部を崩して出版社を立ち上げ、
55歳で創業した会社の代表を退きセミリタイアされた方です。
本書で語られている「自分の人生を会社運営として考える」
「月次決算書を家計に取り入れる」や
「自分の人生に必要な人のリストを作る」といった発想をはじめ、
参考になる箇所は結構ありましたが、
「今すぐ会社をやめても困らない」という文言から想定される
実効性・即効性のあるアイデアを期待するとちょっと肩透かしかな?
という感じの本でした。
本書をセミリタイアという観点から読んで
一番参考になったのは以下のパートです。
・人生のゴールは、誰にも2回ある (p16)
著者は生涯現役を考えていたそうですが、
「仕事の内容が人事の面接、財務チェック、
会議など出版に直接か関わらない所用に集中していると感じた(p16)」
ことよりセミリタイアへ舵を切ったとのことです。
私のようにサラリーマン時代の仕事から
完全に離れてセミリタイアするのではなく、
自分がやってきた仕事の中でやりたいものだけをピックアップしていく、
というのは同じ「セミリタイア」と言ってはいますが、
随分スタイルの違うものだな!と思いました。
とはいえ、著者の
第一の人生のゴールはセミリタイア (転職・起業・Uターン)。
第二の人生の最終ゴールは死ぬ日。
というのは、自分も共感するところが大です。
また、私はセミリタイアしてからやりたいことはリストアップしていましたが、
著者のような
「第二の人生設計図」というような、
「何歳で何をやる」というような時系列で
きちんと整理することをやっていなかったので、
これはちょっと取り入れてみようかと思います。
(サラリーマン時代はどうしたら会社を辞められるか?
で頭がいっぱいだったのでそこまで頭が回らかったです。。。)
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